陰陽五行説【木】

《木》は肝臓を司り、血液の浄化や体内酵素の生成を助けます。
また、自律神経を調整する潤滑油として重要な位置づけです。

「肝臓」の様々な働きで生体は維持され、特に血液の「解毒、浄化、脂解」を担う。
人体の何千もの酵素を生成する化学工場として、肝臓は働きます。
生理や血液の最も集中する「目」の症状に分かりやすく影響します。

《木属性の対応表》
属性 季節 時刻 方位 苦手 味覚 穀物 臓器 感情 部位 身体
青(緑) 風,脂 酸味 肝(胆嚢)

働きを助ける⇒《火》
働きを抑制する⇒《土》

春先に肝臓の負担が増える

自然界の動物は、秋に脂肪分を蓄え冬を乗り切るようになってます。
春になると体脂肪をいっせいに溶かし、不要な脂分を体外に排出しようとする。
このとき、肝臓が身体に溜まった不要な脂肪の分解に全力を尽くします(' '*)

春先に調子を崩す多くの原因は、この肝臓での解毒に負担が掛かりすぎる事です。
目の疲れ、鼻炎、アトピー、花粉症、風邪、朝寝坊、アルコール依存、瘀血、生理痛という形で現れる。
これらの症状は、肝臓のケアを意識すると症状が軽くなる傾向があります。

さらに油汚れの浄化が追いつかずに血が滞ると、首、肩こりとして出てくる。
突っ張る、春、張る。の言葉で関連する「凝り」の症状も改善しましょう(。◕ ∀ ◕。)ノ

酸味が肝臓を活性化

自然の酸味が食薬です。フランス料理ではバルサミコ酢やベリーソース、ワイン。
中華料理では酢豚など、お酢やレモンなどを添えて料理の油分を中和します。

同様に、日本は日本の風土に合った酸味を取り入れることが大事です。
季節の柑橘類。八朔、梅肉、梅酢などの和の酸味が肝臓の働きを助けます。
中に含まれるアミノ酸、クエン酸といった成分が脂を分解すると同時に、肝臓内の分解酵素の働きを何倍にも高めるのです。

自然の緑黄色野菜を生で

春先はホロ苦い春の野草、自然の中で育った天然の青野菜を取り入れましょう。
ほうれん草や青菜、小松菜など緑の濃い緑黄色野菜が肝臓の機能を高めます。
芽の野菜であるふき、よもぎ、わらび、うど、たらの芽。などを火は最低限だけ通して食べること
血管や腸壁の脂分を吸着し、脂のデトックスを促してくれます。

油物やアルコール、を控える

特に春先にかけては、肝臓に負担を掛ける油分やアルコールを極力控えます
ピザ、パスタ、天ぷら、焼肉、とんかつ、フライ、中華料理等はやや注意。

それだけでなく、意外と見落としがちなのが食品添加物。

食品添加物について


コンビニで見たところ、一番まずいのはスナック菓子。
ついで菓子パン、カップ麺など。石油由来の合成物や生クリーム、揚げ物などに注意が必要です。

自然の酸味・発酵食品が食薬

味付けはさっぱりと、柑橘系や梅酢の酸味でシンプルに。
それが春の味覚を引き立たせる最高の贅沢というものです。
夏に近づく程、火の入れ具合を減らすのがコツ。
美味しい旬の料理は、季節に応じて火加減を調節します。

また、酵素ダイエットも肝臓の負担を減らす強い味方です。

酵素ダイエットについて

目の視力回復

目は血液の循環が最も活発な部分、体内の全ての血液が目を通ります。
ドライアイや目の疲れは、肝臓のケア(血液の浄化)が必要だと思ってください。
血行が滞ると、目の収縮ポンプを使って流そうとするのでまばたきが増えます。
健康的なまばたきは20秒に1回。1分間に3回。

目に良い食べ物

目の疲れにはブルーベリーやプルーンが有名ですね。
ただし本来、日本では梅干しや黒ごまの方が適します。
中に含まれるアントシアニンという成分が、酷使した視力の回復を促す。
ご飯の付け合わせに、ごま塩と梅干しの組み合わせが日本人に合っています。

自然の光と色が肝機能を強化

目から入る自然の光は、血液を浄化します。
特に東から昇る朝の太陽を浴びるのが最も効果的です。
朝日の青白い光は、肝臓の酵素を活性化させる。光の波長にそのような特性があります。
そして澄み渡る青い空、森林の緑は心の安らぎと同時に視力の回復、血液の浄化作用が働き、肝機能の活性化をももたらすことが科学でも実証されました。

《朝は早起きして森の散歩道を歩き、朝日を眺めて一日をスタートする》
たった此れだけで体内が浄化され、自然な美しさが内面から滲み出てくるでしょう。

反対に人工的な光は目を疲れさせるので、電灯や画面の輝度は最小レベルが基本です。

(人工的な明かりは、光の波長が一定の数値でしか無い)
⇒瞬間的についたり消えたりしている。
⇒目に負担

(太陽の光は、全ての波長のスペクトルを含む)
⇒光がなめらかで優しい。
⇒目に良い

以上の事から、蛍光灯をお使いの方は使用を控えると視力回復に繋がると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)

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