玄米乳酸菌レシピ

(追記:2015.10.17) 乳酸菌派生レシピも掲載しました。

玄米乳酸菌応用レシピ
(私の家では、上記リンク先に挙げた発酵瓶を主に用いています)

米のとぎ汁乳酸菌の作り方(基本レシピ)

(玄米乳酸菌)
乳酸菌培養

【分量】(720瓶1本分目安)

自然農玄米
1合
玄米の一番とぎ汁
500cc〜1000cc
(容器によって変動)
粗塩(海水塩)
〜5g(目安1%分)
純正黒糖
〜10g(目安2%分)

【所要時間】

下準備
発酵期間


【培養方法】
  1. 新鮮な玄米の一番とぎ汁を、入れ物に濾して取っておく
  2. とぎ汁に粗塩と黒糖を入れ、均一に混ぜ合わせる。
  3. ガラス瓶かボトルに入れて蓋をし、日なたに置く*:・
  4. そのまま一週間後には完成しているw(' '*)w!!

洗った玄米を一緒に入れておく方法もあり、瓶に入れる玄米の量が多いほど乳酸菌の発酵力と酸味が増します。私は最終的に、入れる玄米は720ml瓶に対し:大さじ1杯程度に落ち着いた。


玄米乳酸菌 米のとぎ汁乳酸菌 ブルーボトル乳酸菌
玄米を入れる量を増やすほど発酵力が上がり、酸味も増す
(左:720ml瓶に玄米も入れた元種。中央:料理用、とぎ汁のみの培養。右:ブルーボトルに入れて発酵)


1日に1回は撹拌させると良い感じです(' '*)
瓶とかペットボトルをシャカシャカするよ.。.:*・゜

1週間後には、炭酸みたいに元気な乳酸菌を観察することが出来るでしょう.。.:*・゜

米のとぎ汁で作る乳酸菌の様子

天然塩 黒糖 玄米のとぎ汁 乳酸菌 培地

分量分を混ぜたら、最後は写真のような色合いになると思います。
黒糖の銘柄によって少しは前後するだろうか...(' '*)

玄米を入れておくと、発酵力が格段に高まる

乳酸菌 炭酸 玄米の乳酸菌は籾(皮)の部分に含まれるので、一番とぎ汁には乳酸菌がたっぷり。 ここから、黒糖と粗塩の豊富なミネラル、日光の力で培養するのです。

乳酸菌には光合成細菌も含まれるので、あとは透明な瓶に入れてお日様に当ててください。

十分なミネラルと日光があればどんどん増えていきます*:・'゚☆ 室温は40℃くらいがちょうど良く、夏の間は発酵が進みやすいです。

また、発酵瓶に玄米を一緒に入れておくと、乳酸菌の密度がさらに高まります。(入れ過ぎると酸味が強すぎる状態、玄米の量は10%以下で十分かな?)

だいたい1週間くらいで、十分に発酵して炭酸みたいになります。芳香な甘酸っぱい香り。フタを開けると中身が飛び出しちゃうので注意。適度にガス抜きが必要ですw(' '*)w

培養拡大方法

完成した乳酸菌液は、3倍量で増やして行けます(。◕ ∀ ◕。)ノ
醗酵瓶に入ってる玄米は、元種として長年漬け込んでてOKです。
乳酸菌液に対し、3倍の天然水(新鮮なとぎ汁も可)と、お好みで塩1%、黒糖を目安〜2%分、混ぜ込む。 加えるミネラルが少ないほど、緩やかに発酵が進み、優しい味になります。

1.8Lガラス瓶や、4L保存容器とかが大活躍ですね*:・'゚☆
継ぎ足し後は、だいたい3日で発酵のピークに到達し、いつでも使えるようになります。


【培養拡大例】(3倍量で増やせます)

元種の乳酸菌液
500cc
天然水(orとぎ汁)
1500cc
粗塩(海水塩)
0〜15g(目安1%分)
純正黒糖
0〜30g(目安2%分)

米のとぎ汁乳酸菌 継ぎ足しを行った瓶になるほど味が円やかになっていき、芳しい香りと飲みやすい口当たりに。 料理用に用いる「玄米のとぎ汁+粗塩+黒糖」のみの発酵液を作り置けば、味を深める料理酒のように重宝します。玄米を炊く水の代わりに使うのもオススメです。

(例)
美味しい玄米の炊き方
酵素(寝かせ)玄米のつくり方

(ちなみに、筆者は720ml瓶に対し、粗塩5gと黒糖10g程の割合で作ってます。分量てきとーでいい加減。なんともないい加減さ。まぁ、性格が出ます。自然のものですから、各自で味も性質も異なるでしょう。なので料理に使う乳酸菌レシピの分量は、出来上がりに合わせて調節してください)


追記:柑橘系の果汁をごく少量+すると



考案者の飯山さんが実演してます。 柑橘系の果汁を少量加えると、匂いの元になる納豆菌が抑制されて、飲みやすくなるようです。

乳酸菌の作り方 注意点

お米のとぎ汁

お米のとぎ汁 まずは、お米のとぎ汁について。

よく研いだ一番とぎ汁には乳酸菌が生きてます。
ここに餌となるミネラル分を入れて撹拌することで発酵が進む。 ただし、活きたお米じゃないと乳酸菌は生きていません

お米を選ぶ時は、よくよく吟味する必要があるのです。

お米(元種)における生命力の高さの比較

乳酸菌液の違い 自然栽培玄米 >> 分搗き米 > 精米したて >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> スーパーや量販店の白米


乳酸菌は、活きた玄米のとぎ汁で作ると綺麗に出来ます。
左が玄米のとぎ汁で作った乳酸菌液。
右が精米で作った乳酸菌液。

水面の「濁り具合」の違いが見えてくるかもしれません。
色が薄いほど発酵が進んでる感覚。もともとの発酵力に差が出てきている。




...最悪なのは精米されて時間の経った古いお米ですね(o _ o。)
お米として必要な物が欠けた状態で放置したものは、元種として死んでます。
発酵せずに腐るので、放置したらヤバイ匂いが立ち込める!腐敗する...
古い精白米で乳酸菌の発酵を試すのは、止めたほうがいいです。

(例) ⇒ 発酵と腐敗の違いは何?


コレ、乳酸菌の瓶だけではなく、人間の腸の中でも同じ現象が起きてる気がします。
此処から分かるように、乳酸菌が作れないお米は身体を腐敗させてるとも考えつく。

人の身体にとって良いものとは...やはり無農薬自然栽培の玄米なのか。せめて精米したてのお米を食べた方がいいのかもしれない。。。

おすすめの玄米 ⇒ 無農薬自然栽培の玄米

浄水器 塩素の入っていない自然の水が理想だと思います。
なくても、浄水器の水でとりあえず問題なかったです。

浄水器の一覧


粗塩(海水塩)

天然塩 乳酸菌培養に使う塩は、にがり成分を含む海水塩が望ましいです。
海水の豊富なミネラル分も乳酸菌のエサとなり、より理想的な発酵環境になります。

まぁ、粗塩(例:伯方の塩とか)でも問題なく作れる(' '*)


天然塩の一覧

黒糖

黒糖 糖分の中でもミネラル豊富な純正黒糖。
これは乳酸菌の醗酵スピードを早めるに使います。
最大2〜3%分入れる。。

白砂糖は除外(ミネラルが全くない)!
てんさい糖では、餌としてミネラルがやや不足。
加工黒糖でも問題ありませんが、風味がやや雑かな?

出来るなら、純正の黒糖を使いましょう(。◕ ∀ ◕。)ノ

沖縄産黒糖

ボトル

乳酸菌液 入れ物は、透明な容器がいい(ガラスの瓶が理想だと思う)
乳酸菌には光合成細菌も含まれるので、
充分な発酵には、お日様の光が必要になるようです。

でも、なぜか一升瓶には無色透明な瓶がない。なぜだ?
と疑問に思ったら、こういった情報に行き着いた。

ブルーソーラーウォーターの効能


なるほど紫外線を遮断したほうが、高度な発酵状態になり得るのか!
思えば地球の層も、青い光を反射してる、紫外線を跳ね返してることから、同じ地球に棲む私たちの環境にとっても、青いボトルでの発酵は理にかなっていそうです!
(筆者は現在、主に青い瓶で発酵させています)

そして、ボトルの中はあまり空気に触れないが良いので。
容器一杯まで乳酸菌液で満たすのが理にかなってると言えます。

乳酸菌の効果

乳酸菌 培地 乳酸菌には以下の様な効果がある。
  • 免疫力強化によって添加物、有害物質等の影響を緩和
  • 栄養素の分解を助ける消化促進、代謝力向上
  • 腐敗菌、悪玉菌の抑制、病気や虫歯の予防

乳酸菌は、現代の生活環境からくる様々な弊害を緩和してくれると言われてます。

中でも「玄米のとぎ汁」から作る植物性乳酸菌熱や酸に強く、腸まで届きやすいのが特徴です。(中には100度超えて生き残る乳酸菌も居る)

一般に売買される工業的な動物性乳酸菌よりも、確実にお腹の中を綺麗にしてくれる。 自分で作ったほうが、何処からか購入するより断然いいと思われます。

これを利用して環境そのものを発酵状態に保てば、余計な腐敗菌は寄り付かなくなるので生活しやすくもなります。

乳酸菌の使い方

  1. これで玄米を炊くと美味(水と同量で割るか、全部入れるかは好み)⇒ 酵素玄米(寝かせ玄米)の作り方
  2. 野菜を洗うときにスプレーする⇒(50度洗い+乳酸菌
  3. 煮物、スープの出汁の代わりに少量混ぜて使う。コクを出す(料理酒みたいに)
  4. 豆、乾物を戻すときに混ぜる⇒(切干大根、小豆、大豆、干し椎茸、出し昆布)
  5. 豆乳や果実酒、スムージーと合わせて飲む⇒(梅酒カクテル、発酵ワイン)
  6. 発酵食品を作る ⇒ 豆乳ヨーグルト、納豆、酵母)
  7. パン酵母として活用 ⇒ お家でパンが焼けるのだ(。◕ ∀ ◕。)ノ
  8. 化粧水にする ⇒ シンプルライフの愛用コスメ
  9. 乳酸菌液+レモン汁を数滴、霧吹きで散布⇒ お風呂や掃除などに
  10. 乳酸菌液と塩で歯磨き ⇒ 米のとぎ汁乳酸菌は虫歯予防にも有効!?
  11. 乳酸菌液で口を濯ぐ
  12. 乳酸菌液スプレーを身体にしておくと、蚊や虫除けになる ⇒ 蚊に刺されなくなった?
  13. 庭や畑に散布し、植物の生育を促す。
  14. 生ゴミに振りかけ程よい発酵状態に。土作りに最適 ⇒ 乳酸菌で作る生ごみ処理器
  15. 災害時の備蓄飲料水になる!(何年でも持つ)⇒ 災害時の備え物品リスト

自家製納豆を作る

乳酸菌で茹でた大豆を容器に入れ、新しく乳酸菌大さじ1くらい加え、40度10時間の低温蒸し

低温蒸しについて ⇒ 低温蒸し

豆乳ヨーグルトを手作りで

豆乳8〜9:乳酸菌1〜2を混ぜあわせて40度10時間の低温蒸し

詳しく⇒豆乳ヨーグルトの作り方


豆乳ヨーグルトで美容パックも出来そうですね(' '*)

乳酸菌液の使い道と可能性

このような感じで、色んな場面で活用できると思います。
乳酸菌の力は、目に見えない様々な悪影響を緩和してくれるでしょう。
この力が5年後、10年後、大きな差になって現れてきそうです。

有用微生物と仲良く暮らすのが、次世代の美のテーマだと実感しつつあります。
2014年、植物性乳酸菌が万能細胞を目覚めさせるという可能性が見つかり。

関連記事 ⇒ STAP細胞は乳酸菌がつくった可能性?
情報提供元 ⇒ 飯山先生の記事より


アンチエイジングや長寿に関する効能も俄然期待できてくるかもです。
乳酸菌発酵、突き詰めれば突き詰めるほど奥が深いですね。

ブログ ⇒ 玄米乳酸菌についての考察記事

情報提供元について...

乳酸菌培養を教わった時の記事がこちらです

ロハス美容ブログ 美育生活YAMAにて


元は、こちらの美育生活YAMAさんで習いました。
そこで飯山先生の記事を紹介してもらい、筆者も実践してみたのです。

当サイトの培養のレシピは、試行錯誤する内に若干アレンジが加わってます。
やはり人や環境によって適正な(好みの)分量は変わってくるなって感じました。
筆者のやり方は、玄米のとぎ汁に入れるお塩や黒糖は規定の半分量と少なめで、マイルドな発酵に抑えてます。

そのまま玄米を炊くのにも使えて重宝しますよ。(とても美味しく炊けます.。.:*・゜)

美人料理レシピ 寝かせ玄米(酵素ご飯)の作り方


乳酸菌発酵瓶の応用レシピも掲載

玄米乳酸菌応用レシピ


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