生命の味

人間の食べ物。

土から実ったもの。
生きたもの。そのまま。

がぶり。

 
生きてる、食べる。もぐもぐ。
生きてるものを食べる!おいも。
おいもは、食べられることを許した。

私に「生きて」

と言った。

 
私を活かすために、おいもは育った。
私はそのメッセージを受け取った。

美味い。美味いとは、生命の味なのか。
おいもが、私の為に実ってくれた、食べられるのを許してくれた。
真っ直ぐな愛情なのか。

 
ああ、美味い。
これが生命の味。


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バイキング

バイキングスタイルの食事っていいなって思うのです(‘ ‘*)
いつでも、好きなときに、好きなものを、好きなだけ食べられる。

 
素晴らしい!!

 
(地方の農家バイキングより)
201206161934000

 
もしも普段の食生活が、いつもバイキングだったら?
食べ過ぎる事なんてないし、偏食する事もないと思う。

だって、いつでもそこに有る。(いつでもっていうのは文字通り24時間いつでも)
いつでもそこにある、と、それが日常の一部になる。
身体の臨むまま、そのとき必要な栄養を適量穫り入れるよう自然に働く。

実に健康的。

 

今、日常がバイキングじゃないから、バイキングで食べ過ぎるんだろうなぁ。

 
で、毎日バイキングなライフスタイル送るぜ〜(‘ ‘*)
って言うのが実現する様子を、今ちょっと妄想中です!


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自然栽培は土作りが決め手

3月24日、偶然再会した同級生に急遽誘われて。
丹精込めて作られた自然栽培の畑に、ご訪問させていただきました。
出会い頭の奇跡的な体験ですな(‘ ‘*)

誘ってくれた同級生、快く迎え入れてくれた農家さんに感謝.。.:*・゜

 
で、実際に作られた作物をご馳走になったわけですが
自然栽培の食材を口に入れた瞬間、畑の光景がフラッシュバックした。
牛蒡が牛蒡の味だけでなく、土となった生命の粒子。ハーブの香り。
人参もそう、口に入れた瞬間に香りが、残留思念みたいにぶわって広がる。

自然の味。本物の味ってコレか。
自然栽培は、土作りが全てだという理由はココで実感した。

そうか、土作りは自然の料理そのものなんだって想った。
この畑では「大麦」だけで土を作ってる。
1年に3回も種を蒔いて、3毛作まで。全ては土を育てるために。
年を経るごとに、麦の層が厚みを魅せる。

大麦畑

でも、なぜ「大麦」?

********

曰く、ここはかつて水田だった。
その時代の、肥料の毒気(窒素分)が土に残ってる。
窒素分を抜くのに、畑にふさわしい土に戻すのに、大麦が一番最適なんだ。

で、大麦一色だ。

大麦が波打つ

見たら、同じ麦でも所々波打ってるだろう?
土の状態が分かるんだ。育ちが悪い所は未だ土が肥沃でない。
そして緑色が濃い所は、まだ窒素肥料分が残ってるってことだ。

8年経ってやっと此処まで来た。
それでもまだまだなんだよな。。

********

 
というふうに話を受け取りました。

 
なるほど! 窒素肥料の毒気を抜くのに大麦なんだ(‘ ‘*)!
と、ここで納得したのです。

 
此処の畑はベースが麦!
麦に徹底したこだわり。研ぎ澄まされた味。
いいか、細かくして完熟させるんだ。この土は麦わら100%なんだ。もう虫も居ないんだ。
この土で育てるから、虫もつかない綺麗な作物が出来上がる。
虫やミミズがいるのはダメだ、未だ完熟しきってないってことだからな。

という感覚で
玄米乳酸菌瓶の麦バージョンみたいって、自分の中で置き換えてみます。

 
「土づくりは、完熟しきってから作物を植える!」

 
ここ大切だと教わりました!!!
発酵促進大切、枯れ草や落ち葉を完熟させて大地に返してやっと土。
そこで初めて、生命を育むことが出来るのだ!

(今まで、熟させるの疎かにしすぎてました…反省)
 
 
貴重な学びですね。

 
 

ではでは、もう一方の視点。創作意欲を刺激された。
こうしたらどうか!の考察が次々に浮かんできたのだ。

 
・麦ベースと陸稲ベースと、領域を2つにしたらどうか?
・毒気を抜けたら、次は樹木ベースに切り替えたらどうか?
・周りにお花を植えたらどうか。
・もしくは花木
・常葉樹、落葉樹
・ミツバチ
・微生物の力を借りる!

 

食べたら畑の光景が口の中に広がる。
味わいが、その幻影を見せてくれることは、今回の体験で分かった。

なら、食材の味は畑の土作りの段階で、既にベースが出来上がってくるわけだ。
ずっと同じ1色がベースだと、だんだんとその味が普通に感じ、エネルギー落差が…収束へ向かう。たぶん感動が薄れてしまう、哀しい。
…美味しさ、質、生命の脈動そのものをもっと追求するなら、土のベースに変化をつけることも必要だと感じたんだ。
 
 
例えば畦ごとにでも。せめて■と□の2通りから。
これだけで、四季折々8色のバラエティが出る。

  
どうだろう…全ての敷地が麦で解毒された後は。。
このまま一面の麦だけでなく、そこに色々なハーブや草花の香り、ミツバチたち、樹々を介した水の循環が、食材の味覚から感じられるほうが…楽しいんじゃないかな。
もちろん細やかな光景の描画は、その人の好みで.。.:*・゜

出来上がった作物は、より濃密な味わいで、その人の独自性が直に響く。
きっと、食べる=もっと楽しい冒険となるであろう。と想像。
という感じで、自然栽培は土づくりが肝心だと学んだ。その土作りのベースは、担い手の采配なの。
それこそ思い込みで留まってはもったいない。一人一つのアイデアで満足するのでなく。
複数人の世界が集まれば、もっと可能性は広げられる。

地上の楽園は、もっともっと素晴らしい光景で再現できると考えるのです。

 
と、のんびり思考しつつ。
自然栽培の畑を、実際に肌で触れて、食べて、感じて。
とても勉強になった一日でした(‘ ‘*)

 

(おまけ)
農家さんとこのお庭。
麦の粒がたっくさん積もってる(‘ ‘*)!
お庭の麦穂

はわわ〜


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ご馳走は、たまに食べるからご馳走

僧伽小野一秀庵に一泊。
日の静まる頃合いに、懐石料理を食しました。
窓から見える海辺

 
これから糸島地元こだわりの食材をふんだんに使ったご馳走が出るとか。
メニュー。期待が高まります。
僧伽小野 懐石料理メニュー

テーブルの模様が特徴的ですよ〜。
所々にキラキラした宝石みたいのが埋め込まれてる。
何だろう? 綺麗だね。

 
あ、前菜盛り合わせが来た。
前菜盛り合わせ 桜花爛漫

(‘ ‘*)(‘ ‘*)!!!

すげー。

 
桜並木の庭園で、夕暮れ時に盃を交わしながら春の味を忍ぶ…(o _ o。)
屋内にいながら、春の訪れをダイレクトに感じる一皿です。
前菜のお料理で一気にテーブルの雰囲気が変わった。

料理の見栄えに、そして春の味覚に浸りながら、普段できないような贅沢を堪能しております。

 
「すげーな。素材だけでなく、見栄えまでこだわるのか! 普段料理するのにこれ、時間も手間もいくらあっても足らんわ。格別な味わいだわ〜」
「幸せそうに食べるねw」

 

次はお椀物。
糸島のお椀物
繊細な出汁に、春の香りを乗せて召し上がれって言ってるみたい。
海辺の素材を引き立たせ、底の方に泳がせる。ほら、ここは糸島の海。
地中海を思わせるオリーブの香りが、糸島の海辺、温かな気候を想起させます。

窓から見える景観に似つかわしい、海の味がします。

 

次はお刺身、にぎりの箸休め
にぎり3貫糸島海の幸のお刺身
海辺を眺めた後は、潜って海中探検ですね。
春の海は、冬の冷たさを宿してる。氷がキンキンに冷えて、身が引き締まる思いです。

糸島の名産「またいちの塩」で召し上がれって。おっしゃいました。
もちろん刺し身醤油もあります。お刺身はそれぞれ2貫ずつ。
つまり同じ魚で、別々の食べ方を楽しめるわけです!

 
「わさびの刺激、ごく少量あるのが良いんだよ、わさび入れないの?」
「〜〜〜〜〜!」

 
こんな定番のやり取り。
わさびは隠し味ですな。

 

海から上がって、次は温泉(。◕ ∀ ◕。)ノ
ほら、煮物らしいけど、玉ねぎ浴場ですよ〜〜。
玉ねぎ温泉
真ん中の玉ねぎの芯の方から食べていくと、少しずつ浴場が広くなっていきます。
絶品の秘湯に一日の疲れが癒されますな。海に潜ったらアオサのりが付いてきてました.。.:*・゜
湯葉はすでに茹で上がり、やさしい真丈風に仕立てあげて一緒にお風呂です。

あ〜いい湯だ(‘▽’)⌒ ☆

 

さて。海の冒険の〆として、留肴という一皿が出てきました。
留肴
今日の戦利品は甘鯛。山芋の摩り下ろしを下地に、海の白と山の白が合わさります。
お魚の鱗は高温の太陽に晒され、華が咲くように揚げられました。

それらの白を引き立たせる器は、漆黒の世界。
ご覧、宇宙に光を灯すように、流れ星の軌跡を描いておるよ。
蒟蒻は零下に沈み、凍り身のクレーターに星の欠片…白のソースが絡みあう。
青菜などの山の幸が、静かに彼らの世界を見守っています。

海と山が出会う瞬間の、宇宙の軌跡を感じるのでした。

 
これを言葉に現すと

「美味ぇ〜〜〜!」

の一言じゃな(。0 _ 0。)ノ

 
 
 
とうとう、これからメインディッシュだ。
糸島牛のメインディッシュ
糸島牛のグリル。
山のクレソンを積んで、糸島の地で育った牛さんを…牛さんを…
食べちゃう。食べちゃった。食べちゃった。

ぎゅ〜ぐるるる。

 
美味いのです。美味い。きっとクレソン食べて育ったんだね。
だから最後のお供えに、牛さんの好物の野草がたくさん添えられて。
私のお腹の中で、牛さんは草を食べる。だから最後まで牛さんは幸せでした。

例え姿形は無くなろうとも
その生命は白と黒の粒子となりて一皿に散り散り
この世界を鮮やかに彩るであろう。

彼の生命は次に繋がる。新天地で。
ピーナッツの新芽は、次世代の芽吹きを予見してるような気もします。
 
私は記憶した。糸島の世界を、この料理で。想い出に宿した。

 

 
〆。
ご飯と味噌汁、お漬物。
〆
ご馳走の後は、質素に普段通りの一汁一菜です。
って、まだ食べるんかい?!

釜で2人1合分、たっぷりありました。全部頂きました(o v o。)
御釜で炊くと美味しいよね。ご飯。美味しいの。
お米一粒一粒に、土の生命を感じます。無駄にできませぬ。

 

 
最後のデザートは別腹です(。0 _ 0。)ノ
ごちそうさまでした!
デザート


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安蔵里かふぇ(伊都安蔵里の古民家喫茶)

安蔵里かふぇ

奥まった景観にひっそりと佇む看板。
そして立派な瓦屋根の建物。

安蔵里かふぇ

時代が、大正〜昭和時代に巻き戻ったかのようだった。
新しいのに懐かしい、この空間。古びた書籍がどっさり積まれた本棚。
西日の差す窓辺。そして優雅にアップルシナモンハニー。なんと異空間なんでしょう。

子供の頃に夢見た、物語の中の一節に迷い込んだかのようでした。
アップルパイを焼くおばあさん。森の小人が遊びに来るお家。

小さな花
ほら、この小さなお花の中にも妖精さんが隠れていそう。
随所に秘密が散りばめられていて、扉を開けば毎日が冒険の世界。。。

ここはまさにそんな場所。
冒険心と創作意欲がうずく、素敵な空間だったのです。

かれー

メニュー。かれー(。◕ ∀ ◕。)ノは、今は入らん….
あ、何かページの色がここだけ違ったんですよ。もしやオススメのドリンクでしょうか?

ここだけページが黒い

ということで、ホットアップルハニーを注文、これ良いですね。目を引く黒です。
シナモンと一緒に出てきて、風味豊かなアップルハニーに舌鼓を打ちました。

デザートプレート
あとはデザートプレートを相方と山分け。もぐもぐ、うまうま(‘ ‘*)

 
小さな頃、こんなお家に住みたかった。
これから、子供時代の夢を叶えてまいります(。0 _ 0。)ノ


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