麹は何処から生まれた?

米や豆そのものを発酵させるのは大変だ。
何しろ、それ自体が種子だからな。。

果実であれば、自身の種子を触媒に果肉(果糖)が自然に発酵していくが。
一方で米(特に玄米)や豆、麦などの穀物の場合、それ自体が種子。
ちょっとやそっとでは発酵させることは難しい。

 
だが、麹はそんな穀物たちを発酵させる力を持つ。

麹には、米や豆、麦などに含まれるでんぷん質やタンパク質を分解する作用がある。
種子を分解する力とか!どれだけ強い引力を秘めていることか。
(種子を蒸して表面ふやかして食べやすいようにはしてるが…)
 

いつから麹というものが認識されるようになったのだろう?
曰く、麹というものは自然発生するそうだ。

麹は、もともと種子についてる乳酸菌酵母菌とは違う。
乳酸発酵は、種子を発芽させるため「周りを発酵させる」に対し、麹の発酵は「種子を分解して栄養にする」ようなものだ。
同じ発酵でも、自身が食べる側か逆に食べられる側、その性質は間逆だ。

麹さんを小さな生き物さんと認識する。
すると、こういう考えができる。

⇒ 植物と動物はセットで考える

すると麹の正体。何となく掴めてきた気がする。
穀物の種子すら分解して吸収できるほどの、大きな存在。

木。

木の精.。.:*・゜

麹は木から生まれた(。◕ ∀ ◕。)ノ?

 

昔ながらの醤油は「杉樽」仕込みである。
麹による発酵が、もともと杉と関連している証だと感じる。
 
穀物を食べて発酵させちゃうの麹。木の精?(‘ ‘*)

 
 
そうだ。

様々な樹たちの傍らで、蒸した穀物をお供えしてみようではないか(o _ o。)

そこに、木の精を観るかも知れぬ.。.:*・゜

 

追記…(2015.10.31)

麹屋さんでは、木の薄い箱のなかにずらーって並んでる麹。
というお話。やはり「木」がキーワードじゃ(。◕ ∀ ◕。)ノ


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