害虫?(カメムシ)の被害に学ぶ
ある植物を植えたら、それを好物とする虫が棲みつく。だからこそ、植物と虫(動物)はセットで考える
このことを頭に入れていたら、
- 虫が大量発生する意味は何?...その疑問から
- 虫害を通して、この作物たちは何を訴えているのか?
- つまりはこの土地に「何」が必要とされてるのか?
と、順に読み解くことが出来ます。
土地に植える植物たちの、心地よいバランス配分がだんだんと分かるようになる。
トマトの害虫から、何が必要かを視る
小さな畑に、あるがままに植えたトマトの苗木。最初の頃は順調に収穫できていたのに、7月の梅雨明け... 気づいたら、カメムシ?が大量発生しちゃってました(o _ o。)
トマトの被害が大変です!
ありゃー、トマトの枝の栄養分が大量のカメムシ?に吸われてボロボロだー。
実がつかねぇ、大変だー。うわー(。0 _ 0。)ノ
この光景、誰もがそう感じるかもしれません。
虫の大量発生を通して、トマトの想いを汲み取る
しかし、この状況から、自分自身で理解すべきことがあります。このトマトを植えた場所に、本当は何が必要だったのか?
「虫の大量発生」という形で、地面が訴えてることばです。
トマトは、今のやり方だと嫌だと言った、何かを間違えていることに気づいて欲しかった。
だから、カメムシ?に想いを託して、ありったけの言葉を発してもらっていた。
なぜトマトは、このようなサインを送ったのだろうか?
それを「大量発生したカメムシ」を通して聞いてみよう...
虫の大量発生が表すメッセージ
自然界において、大量発生の多くは、天敵を欲していることの現れ。トマトが好む虫を呼んで、その虫が畑に棲みつくように、
その虫の大量発生は、天敵となる存在を、この場所に呼びたいように思います。
しかし、その天敵の棲みつく条件が整っていないがためにトマトを好物とする虫だけが大量発生し、その訴えを大きくしてしまったと読み取れるでしょう...
2015年7月29日現在にて、以下のキーワードで検索。
⇒ 「トマト カメムシ被害」で検索
(引っかかった参考記事)
- http://saienojisan.seesaa.net/article/293204639.html
- http://log.engeisoudan.com/lngv/200607/06070030.html
...そうそう、こういうのと同じ症状。
虫の名前は「ホオズキカメムシ」というのかい? ふむ(o _ o。)
画像検索 ⇒ ホオズキカメムシ
(実際に被害に合ったものと見比べる...左が実際の、右が画像検索の、とで一致)
なるほど、確かにこれはホオズキカメムシのようだ。
以下のような記事もあった。
参考 ⇒ http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/163077.html
ふむ......色々と調べてみるのも興味深い。
この子たちが大量に居つくのは、やはり環境に何らかの問題があるからのようだ。
とりあえず今はイイや、目的のホオズキカメムシの天敵を調べてみよう。
2015年7月29日現在にて、以下のキーワードで検索。
⇒ 「ホオズキカメムシ 天敵」で検索
(引っかかった参考記事)
- http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1225566802
- https://www.youtube.com/watch?v=-4mxd2lHphk
- http://育て方.jp/cat71/post_671.html
現時点で、情報が殆ど無い。
だがなるほど。これらを「カマキリ」が食べるのか。
つまりこの場所に、まずはカマキリの棲みつく条件が必要なのだ。
と、読み解くことが出来ます。
カマキリの棲み家が必要だ
ではとりあえず。カマキリが好んで居着く植物とは何だろうか?これも、検索で問いかけてみましょう
⇒ 「カマキリ 出現場所」で検索
⇒ 「カマキリ 産卵場所」で検索
調べてみると、2015年8月現在、以下のページが検索に引っかかりました。
- http://blog.goo.ne.jp/sirnight0422/e/4a4dc51331186104c55caaba8302ff4f
- http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1445664754
- http://ja-gp-fukuoka.jp/education/akiba-hakase/003/index.html
- http://www.nacsj.or.jp/katsudo/kansatsu/2012/10/post-20.html
カマキリは高い位置に卵を生む。木の枝とか、草むらでもイネ科のような高身長の草を好むか。 そしてなるほど、現在のデータベースによると、「アベリア」や「クチナシ」といった低木があれば遭遇できるようです。
(もちろんその他にも情報に上がってないだけで、色んな低木が当てはまるだろうが)
つまり、トマトの傍には、こういった低木を必要としていた。
と、読み解くことが出来るわけです。
カメムシを通して理解できた一部のこと
(。0 _ 0。)ノ「トマトは、低木のすぐ側に植える」(カメムシが好きなトマトは、カマキリが住める低木のすぐ側に植える)
よくよく考えれば、理にかなった組み合わせですね。
トマトの支柱とか立てなくて済みますからね。
他にも、カメムシが好むナスやピーマン、オクラなども、こういった低木の傍に植えると良いんだろうな、とも予想が立てられます。
その意味するところはまだまだ奥が深く、全容を掴むには至りませんでしたが、カメムシから色々と教えてもらうことが出来ました。
カメムシの一例を挙げましたが、同じような考え方で他の虫害でも応用が効くでしょう。
虫を通して植物の想いを汲み取ること
こういった、植物と虫はセットで考える...ことを頭に入れておけば植物たちの最適な植え合わせが、自分の感覚で理解できてくるだろうと想います。
(参考コラム)
⇒ 土や植物たちの声を聞く
⇒ 植物の想いが、虫や動物たちを動かす
⇒ 発酵と腐敗の違い
最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)