先代農家さんの教え?を聞く

農民はかつて、土地の声を地下深くに封じ込めた。 アスファルトとか典型的に分かりやすいが、農耕もそう。 耕すことで、在る一定の深さに地の壁ができる。 耕すことで、地表の土は数年分の土壌の栄養を掘り起こされるが、それより以前の土は地下深くに塗り固められていくんだ。 そうやって、土地の声を封じ込めた上で、自分たちの声を通しやすい!農地の地盤を築き上げた。 水平に土地をならし、雑草を根っこから引き抜き、虫たちの住処を壊し、従来の微生物を一旦退け、そして自分たちの思う通りの地盤を築き上げた。


土地の声が眠る、古代の死者の声が眠る、地下深くに追いやられた農地において。 そこでは、自然界のルールを封じ込めた上で、農民たちが独自のルールのもとで農業を営んでいた。

子供たちが新天地、この農地を新しく得た場合。 最初に通関させられるのは、現地の農民たち独自のルールだ。 今まで、このとおりにやってきた。こんなふうにしなければならない。

そういった「俺の農業」を、どんどん教えようとする。そして同じようにすることを矯正する。 これは、子どもの教育にも当てはまるが、従来、農業の文化が、そのように子供を教育することを決定づけていた。

土地の潜在的な声が封じられた状況では、農民たちの声こそが地盤の声の大部分を占める。 私たちは、土地の総意志を聞くことが大事だと、ここにメモした。

つまり最初は、彼らの、農民たちの声を聞いて聞いて、その意図が何を意味するのか、察する事こそ重要だ。


あるがままを受け止める意志。
土地は、自然のルールを一旦眠りにつかせ、人の独自性に全てを委ねることを決定した。

なぜ土地はそんなことをした?


理解には及ばないが、現在の慣行農法の一環も、長いスパンで見た場合、何らかの意味をもたらしていたと解釈できるかもしれない。

だって農家の子供たちは、どんどん農地から離れていった。
年寄りや昔の農家たちは、頑なに農業を守ろうと頑張った。
それにも関わらず、若者は、どんどん農地から離れていったんだ。

結果的に、土地が従来の農業を追い出したとも捉えられないだろうか?
それは、新たな農法をもってして、全く農業に関わらなかった人たちが、土と語らい始めていることからも分かる。

楽園の記憶が封じられる内は、農家の声が土地の声

楽園の記憶とか、はるかはるか地下深くに眠るまま、根っこも届かずな現状ではどうしようもない。

自然の声を聞くとはいえども、まずその地を管理する人々に聞く方が、一番確実で分かりやすい。


農家の声は、農地において、その土地の意志の一端を担っている。
最初は聞く。すべて聞く。聞いて、その根源をみつめ、理解に努める。



理解に努めつつ、最初に植えた木や雑草の根が、前の人の耕し続けた地の境界線を撃ちぬく時。
本当の、もっと真実に近い土地の声が、地表に目覚めると思う。

自然の声を本格的に聞くのは、そこからだ。
そこから、楽園の兆しが、永年の固定観念からの解放が、真に土地の声を地上にもたらすことが、より加速していきそうな気配がする。
人間と自然の声が一致すれば、そこから人間の、あるべき姿が明確になってくるものだ。

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