インターネット料金を安くする方法
スマホのパケ代・自宅のネット回線、両方を合わせた毎月の支払い額を「1,000〜2,500円程度/月」に抑えられる方法があります。
それが「格安SIMカード(MVNO)」によるデータ通信を利用するやり方です。
これ1枚を「スマホ」や「タブレット」などのモバイル端末に差し込むことで、普通にデータ通信(インターネット)が可能になります。SIMを差し込んだモバイル端末を介し、パソコンその他からの接続も可能なので、自宅回線も必要なくなる場合があります。
格安SIMカード比較【2017年版】
IIJmio (みおふぉん) | Biglobe LTE | mineo(マイネオ) | |
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月額 | 900円/月6GB 1520円/月9GB 2560円/月15GB SIM最大2枚〜 複数の端末でシェア可 |
900円/月3GB 1,450円/月6GB 2,700円/月12GB データ通信プラン▲3,000円 音声通話プラン▲1万円 キャッシュバック特典あり! |
700円/月1GB 900円/月3GB 1,580円/月5GB |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
特典 | 複数枚SIM対応 業界最安値にて提供 |
口座振替に対応可 | au機種にも対応 |
回線 | Xi・FOMA (ドコモ LTE・3Gエリア) |
Xi・FOMA (ドコモ LTE・3Gエリア) |
4G・3G (au LTE・3Gエリア) |
速度 | 下り最大150Mbps (混雑時平均1.0Mbps) (容量超えたら0.2Mbps) 最低限の速度は保証 |
下り最大150Mbps (混雑時平均5.0Mbps) (容量超えたら0.2Mbps) 安定した速度 |
下り最大150Mbps (混雑時平均7.5Mbps) (容量超えたら0.2Mbps) 快適な速度 |
通信制限 | 月の定められた通信量を 超えると速度制限 |
月の定められた通信量を 超えると速度制限 |
月の定められた通信量を 超えると速度制限 |
解約料 | 0円 | 0円 | 0円 |
端末料金 | 機器が別途必要(0円〜) SIMカード契約のみも可 |
機器が別途必要(0円〜) SIMカード契約のみも可 |
機器が別途必要(0円〜) SIMカード契約のみも可 |
お勧め所 | 複数SIMで容量をシェア可 家族で使うのオススメ! |
クレカなしで登録可! | auスマホにも対応! (auの方は迷わずコレ) |
特徴 | 価格が手頃、1つの契約で家族間のシェアが可能 | 口座振替対応! | au回線に対応 |
詳細へ | >> IIJmio(みおふぉん) << | >> Biglobe LTE << | >> mineo(マイネオ) << |
いずれかの格安SIMたった1枚で、ドコモやau、ソフトバンク、WiMAXやADSLなど他の回線契約一切なしにデータ通信が可能、パケ代やインターネット回線にかかる費用を一本化し、大幅な節約になるでしょう。
ここに電話料金を加算したとしても、通信費を月々5,000円以内に収めることができます。
通話の際は、今のところガラケーとの2台持ちが推奨されます(2017.11月)
料金プラン切り替え後のイメージ
既存のスマホ月額料金 | 格安SIMスマホに切り替え |
パケット通信料:3,500円/2GB | データ通信料:900円/3GB(一例) |
通話料:2,700円/カケホーダイ | IP電話:324円/月 + 17.28円/1分 or ガラケー通話:2,200円*/カケホーダイ |
SPモード:300円 + 機種代金 | + 機種代金別途(*) |
合計:6,500円/月 + 月割の機種代金 |
(IP電話使用の場合) 合計:1,224円/月 + 通話料 + 既存プラン解約料 or (ガラケー2台持ちの場合) 合計:3,100円/月 + 新規の機種代(*) |
(※切り替えに必要な流れについて)
- スマホの契約を、ガラケーの通話のみプランに切り替える(※違約金が発生しない)
- 以前のガラケーを通話専用機種に(または中古ROMを仕入れる手も◎)
- 手元のスマホ・タブレット端末を確認(そのまま格安SIMで使える場合が殆ど)
- 既存のスマホが使えない場合、フリーSIM対応のスマホ端末を新しく取り寄せる
MVNOの格安SIMカードでデータ通信するには?
格安SIMでインターネットに繋ぐには「SIMフリー対応スマホ」などの端末が必要です。⇒ SIMフリースマホ おすすめ端末
端末を用意できたら、格安SIMのどれか一つを取り寄せ、本体に差し込んで使います。
尚、現在お使いのスマホでも、下記の条件に当てはまったらSIMカードを入れ替えるだけで普通に使えます。
Docomoのスマホ・タブレットの場合
上記の格安SIMは、ドコモのLTE回線(Xi・FOMA)を使用しています。Docomo端末なら、SIMカードを差し替えて設定を変えるだけでOK(*)
(選択)
⇒ IIJmio(みおふぉん)
⇒ biglobe 格安SIM
(※ただしドコモ端末では、無線LANとして活用できるテザリング機能がそのままで使えません。
どうしてもテザリング機能が使いたい場合、機械に詳しい方は自分で内部プログラムをいじって対応してください、こちら参考までに。
⇒ http://xperia-freaks.org/2017/03/21/docomo-tethering/
auのスマホ・タブレットの場合
auのモバイル端末を現在使ってる方は、mineoの格安SIMにて対応できます。差し替えるだけでOKです。⇒ mineo(マイネオ)格安SIMカード
ただし2017年夏モデルの最新機種は、auにて端末のSIMロックを行う必要があるようです。
⇒ au機種 SIMロック解除のご案内
他キャリアのスマホ・タブレットの場合
SoftBankなど他キャリアのスマホ・タブレットを利用してる方は、SIMロック解除(*)を行うことで、上記の格安SIMカードが使えるようになるでしょう。(※詳しくは、お使いの携帯キャリアのサイトを確認して下さい)
SIMロック解除後、取り寄せた格安SIMにて通信を切り替え、従来の通信プランを解約すればOK。
SIMフリースマホやタブレット端末を購入する場合
格安SIM用に新しくスマホやタブレットを用意するなら、「SIMフリー」に対応した端末を購入しましょう。 SIMフリー端末にて、格安SIMによるデータ通信が通常どおり行えます。さらにテザリング機能も問題なく扱えるので安心ですね。⇒ SIMフリースマホ おすすめ端末
よく分からない場合はSIMをモバイル端末とセットで契約すると確実です。
biglobeはキャンペーンもあり、実質最安値で格安スマホを購入できます。
スマホセット契約がお得なプラン
⇒ BIGLOBE格安SIM スマホ割引キャンペーン
SIMフリー端末では面倒な接続設定も必要とせず、端末側のAPN設定(IDとPASSを入力)のみで繋がるようになります。うまく切り替えることが出来れば、これまでの月のネット料金が嘘みたいに削減されるでしょう。
格安SIMカードの接続エリアとメリット
格安SIMカードの接続エリアは、最も安定感抜群なドコモLTE(Xi・FOMA)*に対応しているため、主要都市はもちろん、入り組んだ室内や、田舎、山奥でも繋がりやすさは断トツ。さらに解約手数料が0円、プランの切り替えも自由。
契約上の縛りもなく、状況に合わせてプラン変更できる等、メリットは大きいです。
(※ただしドコモショップでは格安SIMの取り扱いがなく、各販売サイトから取り寄せる形になります)
テザリングで無線LANとしても利用可
端末がSIMフリーに対応していれば、スマホ/タブレット端末の「テザリング機能をON」にすることで、無線LANの役割も果たします。PCやゲーム機からもインターネットが可能。
ネット回線が一本化できて、自宅のネット回線も要らなくなってしまうでしょう。
格安SIMによるインターネットのメリットまとめ
- 業界最安料金(月1,000円程度)でデータ通信が可能に
- テザリング機能で、パソコンやゲーム機なども場所を選ばずネットが使える
- スマホのパケ代・お家のネット回線料金を1本化できる
- 月額制の容量プランを自由に変更可、状況に合わせて調整可
- 解約手数料が0円、契約期間の縛りも一切ない
- 回線スピードも申し分ない(1〜10Mbpsは安定して出せる)
家族間・複数人でデータ通信容量のシェアが可能
IIJmio(みおふぉん)なら、1つの回線にSIMカードを最大3枚まで取り寄せ可。複数の端末でデータ通信が可能になるので、家族間のシェアがさらに経済的です。
格安SIMの通信速度について
留意点として、格安SIMの速度はキャリアSIMより若干不安定な面があります。ほとんど大差はないですが、場合によって速度が劣ってくる時間帯もあります。
体感的には、微々たるものですが...
- IIJmio(みおふぉん)(1Mbps〜10Mbps)
- Biglobe LTE(3Mbps〜15Mbps)
- mineo(マイネオ)(1Mbps〜15Mbps)
(参考リンク:http://smaho-dictionary.net/2017/02/mvno-speed-hikaku-review/)
表記上は最大150Mbpsの速度でも、各社サーバー回線の混雑具合によって速度はまちまち。 まぁ最低でも安定して1Mbps〜くらいは出るので問題はないでしょう。
1Mbpsの速度で1,024KB/秒のデータ送受信が可。メールやLINEなどのメッセは一瞬。SNSや通常のネット閲覧は1〜2秒、音楽ファイルのDLに3〜10秒、動画の閲覧は稀に止まる(笑)といったところでしょうか。
だいたい1Mbps〜以上も出せれば、動画や画像も含めてストレス無く表示されるので、使用感は十分です。
各社のインフラがもう少し整ってくれば、いずれ速度面も改善が見込まれるでしょう。
速度制限について
データ通信によって、プランに定められた毎月の通信総量(GB数)をオーバーすると、月末まで通信速度に大幅な制限がかかります。ここはキャリアのSIMも一緒。下り最大150Mbps⇒下り0.2Mbps(通信制限時)
制限時はかなりタイムラグが生じるが、メール程度なら問題ないレベル。
翌月分のプラン変更は自由なので、状況に合わせて柔軟に対応できます。
どのプランを選ぶか
基本的にはデータ通信1択(*)、あとは通信プランの容量です。※データ通信のみであってもIP電話(専用のアプリをDL)で通話可 or ガラケーと2台持ち前提
容量は、大多数の方は3GB/月で問題ないと思います。SNSやメール、ライン程度。たまに調べ物する程度。稀にアプリをDLする程度。
もし万一通信量がオーバーしたとしても、翌月から1つ上の容量に変えれば良いのです。 5〜6GB/月もあれば大抵のデータ通信は賄えてしまいます。
筆者の月間転送量はこれくらい
個人の体験談ですが、以前は毎日5〜6時間以上もドコモのLTE回線だけでパソコンからネット接続してました。 主にネット上の資料や調べ物が中心。動画や音声ファイル、画像の多いサイトはほとんど見ませんでしたが、毎日WEBサイトを150ページ近く閲覧してたかな? それで大体、月間の転送容量が合わせて9〜10GBくらいでした。つまりどんなにインターネットを駆使しても月10GBを超えるなんてよっぽどで、殆どのユーザーさんなら5GB/月もあれば不自由なく使える感覚です。
2012年当時は7GB/月で4000円弱だったのが、今ではMVNO(*)による価格競争が進み、10GBで2400円程度に収まるように。速度も格段に上昇しています。格安SIMは今後注目の通信回線になりそうです。
※格安SIMのように、他社の回線を借りてサービスを提供する事業者を「MVNO」と呼んでます。
(現在のオススメ)
⇒ Biglobe 格安SIMカード(クレジットカード無しでも登録可)
⇒ IIJmio 格安SIMカード(業界最安値、家族間のシェア可)
⇒ mineo 格安SIMカード(au機種に対応)
インターネット料金を安く抑えるなら、MVNOの格安SIMは一考の余地有り。
家族で使うなら、固定回線も一緒に
格安SIMのプランは、月に最大で10GBの通信量を超えると、制限がかかってしまうことがあります。例えば家族全員で10GBの通信容量を共有するとなると、場合によっては容量オーバー(回線速度が極端に遅くなること)もありうる。 そんなときは格安SIMカードだけでなく、月の通信制限のないWiMAXも併用すると安心です。こんなときにWiMAXもオススメ
- WiMAX接続エリア対応地域である
- 家族でネットを無制限に使いたいとき
- 自宅の固定回線を少しでも安くしたい
⇒ WiMAXのプランについて詳しく
※WiMAX対応エリアは、こちらのページで確認できます
場所により繋がりやすさのムラがありますが、問題なく繋がるなら自宅回線として推奨。
容量無制限なので、動画閲覧などは家庭のWiMAX,持ち運び時はMVNOの低容量プラン。
2つを使い分けると、家族全員のスマホ代+自宅回線が、上手に節約できます。
WiFi接続による電磁波の影響について
気になる電磁波については以下をご覧ください。⇒ スマホ(WiFi)電磁波の影響
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