断捨離 なぜ捨てられない?
断捨離したいのに、なぜ捨てられないのか。此処数年で断捨離を実践して気が付きました。
捨てられない思い出ならまだしも、身の回りには其れ以外の「物」が溢れ過ぎていたのです。
日常生活を送るのに、たくさんの「モノ」が必要だと思わされていたようです。
色んな製品が増える度に、それを使う時間の割合が減ることにも気づきましたし。
新型が出るたびに欲しくなり、買い換えたお金が大きかったのも苦い経験です。
「モノ」で溢れるほど収納も息苦しくなり。収納整理も大変になっていました。
利益優先 ゴミ量産の時代背景が原因
世の中には、購入者から継続してお金を巻き上げようとする製品も多かったです。「続けないと効果ないよ」と脅したり、毎年バージョンアップするから費用かかるよとか。
化粧品にしてもサプリや薬にしても、家電やPC、ソフトウェアにしても...
便利で手軽な「物」ほど落とし穴がある。
不安を煽り、商品に依存させて、それ無しでは居られなくし、お金を払わせる。
消費者は気づかぬ内に出費が嵩むようになり、益々稼がなければならなくなる。
そして色々なものが手放せない、捨てられないようになってしまう。
購買意欲を惹きつけるパターン
例えばですね、こういった宣伝方法をとってる企業さんは要注意なんですよ。⇒ 消費者を引きつけるキャンペーンサイトパターン
悩みを煽って商品を買わせるわけですが、本来こういった症状に対処する力は全員に備わっています。 しかし思考を奪われた消費者には不安を煽られ、そこにコレ一個で解決するんだ! と、あたかも宣伝商品が必要であるかのように映ります。
思考を奪われた人たちは、思わず買ってしまいます。
こんなふうに大手は、TVやメディアを通して大々的に洗脳しようと躍起になったりして。
なぜか消費者って、CMで見た商品に根拠無く安心しちゃってたんですよね。
昭和の大企業は、こうやって成長していった所が殆ど。
やがて日本の経済は無駄に大きくなり、収集がつかなくなってしまいました。
当時のもったいない日本人にはモノが捨てられない。
こんなだから、一般家庭に無駄な製品が溢れてしまってたんですね。
自分に意志がないと物に溺れる
さらに、自分に意志がない人ほど序列や流行の価値観に縛られてしまうのです。自分で自分を評価できないから、物が持つブランド力や価値で補おうとする。
そうして、ブランドや高級品で表面を取り繕ったりしますね。
しかし、いくら表面だけ取り繕っても、本当の自分が満たされるわけじゃない。
自分に嘘を付いてるのと同じことだから、もっともっと誤魔化さないとやっていけなくなる。
他人の価値で生きてたら、ブランド物に魂を捧げる奴隷状態なんですよ。
物で溢れる暮らし
そして無駄を買い揃える消費者は、一番重要な「食べ物」を削りがち。最も大切な「食べ物」、そして洗剤や日用品に関して。
経済的に苦しい人ほど、手軽で激安な商品を買ってしまう傾向にあります。
でも其処には、マイナスを引き起こす要素がたくさん(o _ o。)
添加物だらけの食事や合成化学物質に溢れた環境に囲まれれば
それはそれは体調を壊さざるを得ません。
お部屋には古くなった電化製品や粗悪品の山で溢れ、
お金も生活スペースもジリ貧の状態となり、空気が滞り、水が滞る。
- 無駄な出費が重なる
- お金がないから、働かねばならない
- 毎日が辛い仕事の連続
- 余暇がない
- 寝る場所がない
- 休息の時間すらない
- 掃除する暇もない
- ガラクタだらけ
食べ物は? 手作りなんて出来るわけない。
コンビニ弁当ファーストフード、出来合いの惣菜をレンジでチン。
恋人や家族と過ごす時間もない、相手を見つける余裕もない。
いったい自分は何のために生きているのか?
こんな暮らしを続けてたら、自分がどんどん嫌になっていく気がします.
粗悪品を生む今の社会を生きた、自分への代償じゃないかと...
断捨離で見えてくるものがある
けれども、本当の生き方とは別のところにあった感じがします。物に溢れた社会で洗脳された自分自身の心を、もう一度取り戻すために。
これまでの常識を捨て去る断捨離。モノに対する執着を捨てる断捨離。
溢れかえった粗悪品やガラクタから、一旦距離を置いてみては如何でしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)