陰陽五行説【金】

《金》は収穫。秋に相当し、肺、大腸系と密接に関わる属性です。
外界の食物や空気からの栄養を取り入れる器官となります。

ちなみに思考に深く関与するのが腸です。腸内環境が性格を左右します。
「腸や皮膚の神経」は脳の意識より先に、直感や反射神経として鋭く反応する。
腸内環境を整える事で健全な心が生まれ、身心共に美しくなる要素を秘めます。

《金属性の対応表》
属性 季節 時刻 方位 苦手 味覚 穀物 臓器 感情 部位 身体
西 乾燥 辛味 肺(大腸) 皮膚

働きを助ける⇒《水》
働きを抑制する⇒《木》

腸と皮膚は第二の脳

2012年現在、筆者は人の身体が受精卵から出来上がる過程を提示されました。
卵子と精子が結びついて受精卵 ⇒ 人の身体の元となる外胚葉が出来上がる。
そこから...

⇒腸が最初に作られる
⇒皮膚が生まれる
⇒腸が回転し、其処から脳が出来る

腸⇒皮膚⇒脳...が一連の流れで作られていくのです。
この3つの器官が密接に関わりを持つことが、近年の研究で分かって来ました。


5感の中心が、皮膚。皮膚は目に見えない感覚をキャッチするのに優れます。
まわりの環境、場の雰囲気や空間を読むのは皮膚の役割です。
緊張感や感動は皮膚を反応させ、人の性格もなんとなく皮膚感覚で分かってきます。

また、皮膚と皮膚が触れ合うと、脳に心地いい感覚が沸き起こることがあります。

皮膚と皮膚のマッサージ、頭なでなで(。◕ ∀ ◕。)ノ
なでられると、全身の緊張が溶けたり。すっと緩む瞬間があるのです〜w
ふれ愛は、心地いい感覚を創りだす最大のエネルギー源。
素敵なモノと触れ合うことで、無限のエネルギーが内から沸き上がる。
同じように人の愛情も、肌を元気にします。

皮膚はまさに、宇宙に広がるアンテナの1つ。
磨くとインスピレーション、想像力、ひらめきが生まれやすくなります。

皮膚のベースは腸内環境にあり、腸内を綺麗に保つ事は美しい感性を磨く手段です。

腸内環境を綺麗にする

上記のことから、皮膚と腸は繋がってますので。
肌を綺麗に保つには腸内に溜まった老廃物を出すことが先決
呼吸。出入り口。出納。という字に現れているとおり。
万物は、出す所から流れが生まれてきます。
新しい美の要素を取り入れるには、最初にデトックスに努めることが重要です。

《金》に相当するリンパ管は老廃物の通り道であり、老廃物の詰まりからくる様々なトラブル(便秘、アトピー、喘息、皮膚炎)には、老廃物を貯めない生活スタイルが有効。
するとあらゆる滞りが消え、必要なモノが自然に引き寄せられるようになります。

肺、大腸系は黄金比で出来ている

腸内環境
善玉菌:78%  悪玉菌:22%
呼吸器系
肺呼吸:78%  皮膚呼吸:22%
発汗作用
皮膚:78%   肺:22%
この数値が黄金比率 ⇒ 78%:22%

腸内環境

善玉菌:78% 悪玉菌:22%

善玉菌が好むもの

...澱粉、炭水化物など、分子量の少ないもの。
多糖類、複合炭水化物。野菜、穀物、海藻類、果実を少々。
これらを全体の8割近くを摂取します...

悪玉菌が好むもの

...タンパク質、脂質など分子量の大きいもの。
肉、魚、油、豆類を残りの2割とるようにするとバランスが良いです。

この事から最適とされる食事の比率は...

穀物野菜類8割豆肉魚類2割

人間の歯を見てみると、犬歯:それ以外の歯の本数の比率も黄金比になってます。
このように食事環境を黄金比に整えることは、腸内環境を綺麗にする一番の方法です。

母乳を例にあげると糖質80%、脂質タンパク質20%で理にかなっています。
逆に粉ミルクは糖質20% 脂質タンパク質80%なので控えたほうが良かったり。


呼吸器系

皮膚の新陳代謝(再生)が活発になる夜22:00〜翌2:00は、1日の中で酸素が最も必要な時間帯です。 寝る前22:00までに化粧を落とすのが美容業界では鉄則。
また、日中でも日焼け止めは皮膚呼吸を止めるので、なるべく使用しないことです。

発汗作用

発汗が皮膚の浄化に繋がります。
リンパ管を通して、体内の老廃物が外に排出されるのです。
秋の運動会はとても良い、適度な運動は美容にも良いでしょう('▽')⌒ ☆

もし体臭がすごかったりTシャツが汚れやすい人は、ややリンパ管が汚れてる証拠。
腸内環境のケアに努めましょう。

また、脱毛のしすぎは発汗作用を抑えるので控えめに!

秋の味覚が肺、大腸に良い

実りの秋。日本では古来から新米に切り替わる時期です。
秋は新米を中心に食卓を飾ります。国産の米が日本人には合う。
特に玄米は繊維質が豊富にあり、腸内環境を綺麗に整えてくれる優れモノです。

詳細はこちら⇒無農薬玄米について

辛味のものが食薬

汚れを貯めやすい油物やビールを控えます。
そして生姜、ねぎ、玉ねぎ、大根、にんにく。等。
白くて辛い根のモノが、大腸の浄化にうってつけです。
鼻づまりの時はネギ。焼きネギやネギ味噌が美味しく感じます。

腸内細菌はオリゴ糖が好きなので、寒くなると根にオリゴ糖を増やす玉ねぎ、大根、大豆、ネギの辛味が良いのです。 ただし、腸内が冷える人は切り干し大根、高野豆腐といった日に干したものを取るようにします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)

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