一物全体 ホールフード

自然の旬な作物は、独立した一つの全体でもバランスがとれています。
《個》の完璧な状態、人間で例えるなら頭と胴体が1つ、手が2本、足が2本。
一物全体。それが作物にも、食材にも同じことが言えるのです。

一物全体食は、英語で言う【ホールフード-WholeFood-】
新鮮な自然の食材を丸ごと頂くことが、より完全な形で栄養を摂取することが出来ます。

だから自然の作物は、出来るだけ完全な状態

  • 採りたてを
  • 皮付きのまま
  • 根っこも全部
  • 乾物の戻し汁も料理に加えて

一物全体で食べると良いのでしょう。
魚も丸ごと食べられる小魚が望ましい。

一物。というのを「ある特定の地域」として見ると、身土不二の考えにも共通します。

一物全体の活用法

人の体で概略図を例えてみると分かりやすいかもです。

  • 頭だけがたくさん(゚ロ゚)(゚ロ゚)(゚ロ゚)(゚ロ゚)(゚ロ゚)
  • 腕だけがたくさん ノノノノノノノノノノ
  • 胴体だけがたくさん|*.*||*.*||*.*||*.*||*.*|
  • 足だけがたくさんÅÅÅÅÅ

そのどれもが、もはや人の形ではありませんね。
頭ひとつ、腕ふたつ、胴体ひとつ、足ふたつ。

全てが揃って一人前。
ようやっとバランスの取れた状態になる(' '*)
この状態で頂くことが、陰陽の調和した無駄のない一物全体食となるのです。

(ただし健康な人材に限る)



一物全体の、もしも何処か欠けていたら?
もしくは何処かの部位が増えていたら?

もはや自然ではなく、全体のバランスが取れていないということ。
人為的に操作されたものにおいては、一物全体食(WholeFood)を行うと危険かもしれません。いらない部分を削いだり、何かで補う必要が出てくるでしょう...


一物全体のバランスを欠いた例として。

農薬の中で大量生産された野菜、とか
牢屋に閉じ込められた畜産物、とか
化学薬品で汚染された食品、とか
遺伝子組換え...とか
時期はずれ...とか
傷みかけ...とか

これらの食品は例えるなら...

頭が2つあったり
足が8本あったり
毒を吐いてたり
苦しんでたり

そんな状態(o _ o。)
主に人為的に操作された食品が挙げられます。

どれもが死んだように生かされてる食物を口にして...
現代人は死んだように生かされています。


生命に対する冒涜かw(゚ロ゚)w と言わんばかりに負の連鎖で傾いた
歴史的大罪ですね。


これらの食品を調理するには、負の部分を取り除くという下処理が必要です。
即ち、アクを取る、皮をむく、水につける、下茹でする。塩で浄化する。。
などなど。

そうしてマイナスに傾いた状態を手間暇かけて取り除くことで。
やっと美味しく食べられるようになりますが。。

これは最初から完璧な一物全体食に比べて、かなりの無駄が出ます(o _ o。)
料理人に対して優しくない。食べる人にも優しくない。
何よりも、命ある食物に対して失礼なことです。


一物全体の概念を語るのに、この部分はさけて通れない所ですね。

一物全体 無農薬の食材を皮付きで

一物全体を実践するにあたって、一番簡単な方法。
それは、実際に自分の庭で作物を育てることです。
身土不二と一物全体が合わさった、理想的な食生活.。.:*・゜

すると採りたてを丸ごと食べる美味しさ、満足感がより味わえると思います。
良さを実感するには、自分の食材を味わって見ることが一番です。

もしくはお近くで、無農薬自然栽培の農家さんを探すとか...


または有機野菜宅配サービスを利用するか。

こちら⇒ 有機野菜の宅配


日本人の主食についてもそうです。
玄米が良いと言われる理由の一つに「一物全体」の考えが根付いています。

ただし玄米は玄米でも、

お近くで採れた無農薬の玄米

が条件です。

日本人の主食はお米ですから、お米にはこだわりを持ちたいですね。
突然玄米に置き換えるのに抵抗がある方は...

  1. 白米に雑穀を混ぜ込む
  2. 玄米を少し混ぜ込む
  3. よく噛む

  4. このあたりから徐々に一物全体へと移行していきましょう.。.:*・゜

    最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)

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