電子レンジ有害説の実験

電子レンジって有害なの? 使っても大丈夫なの?
この疑問点を自分の目で確かめる為に、こんな実験をしてみました
2014年にその手順を記事にしてる。 ⇒ 電子レンジの害を確かめる方法


各家庭で出来る「玄米のとぎ汁乳酸菌」を鍋で煮沸したもの電子レンジにかけたものとで比較して、熱源によってどれだけ発酵力に違いが出てくるか? その経過から、電子レンジが食品に与える影響を、実際にこの目で確かめていくのが狙いです。

実験の結末にスキップするなら、こちらをクリック


【こちらの発酵液をサンプルに使います】

実験に使う乳酸菌液の作り方 ⇒ 玄米のとぎ汁乳酸菌のレシピ詳細

簡易レシピ)
  • 玄米のとぎ汁(0.5〜1合分)...500cc
  • 黒糖......15g
  • 天然塩......5g

実験の内容

今回は、4種類のサンプルを用意し、それぞれ発酵の経過を比べていきます。

  • 乳酸菌を鍋で5分煮沸したもの
  • 乳酸菌(玄米入り)を鍋で5分煮沸したもの
  • 乳酸菌を電子レンジで5分温めたもの
  • 乳酸菌(玄米入り)を電子レンジで5分温めたもの


用意したもの
  • 自然農玄米(マイセンの玄米)...2合
  • 黒糖(種子島産の黒糖)......60g
  • にがり入りの粗塩(伯方の塩)......20g
  • 天然水(出羽三山の天然水500mlペット)......4本
用意したもの

・実験に使わせていただく電子レンジはこちらです。
電子レンジ 電子レンジ
「MITSUBISHI RO-L3C INVERTER 1000W」

発酵液サンプルの下準備

まずは玄米2合をボールに入れ、天然水(500ml×4本分)の水を全部入れてよく洗います。洗ったら玄米を脇にどけて、とぎ汁の方を使います。
玄米のとぎ汁 玄米のとぎ汁

次、とぎ汁に黒糖60gと塩20g入れてよく混ぜます。
黒糖 粗塩
入れる 混ぜる

濃度が均一になったら、それぞれのボトルに茶こしで漉しながらとぎ汁を入れていきます。
ボトルに戻す

4本のうち2本は、ボトルの発酵力を高めるための、先ほど洗った玄米を50cc量、それぞれに加えておきましょうか。
玄米を入れる

これでサンプルの下準備が完成!(2015.07.29...午前11時現在「30℃」)
玄米乳酸菌
玄米を十分に給水させるために1日置いた後、火入れをすることにします。

火入れ

さて、下準備から1日経過後の乳酸菌の様子。(2015.07.30...午前11時現在「29℃」)
玄米乳酸菌
すでに、玄米入りのボトルが発酵してるのが分かります。
泡だってる(' '*) 膨れてる! そして給水した分だけ液体が減ってる...


本来はこのまま常温で置く方が良いのですが、電子レンジで温めるのと温度条件を出来る限り合わせるため、もう一方のサンプルの中身も鍋で煮沸し、翌日からの経過を見ることにします。

鍋で煮沸する分

鍋で煮沸 鍋で煮沸弱火
鍋で煮沸後 鍋で煮沸、玄米入りも
通常の乳酸菌ボトルと、玄米入りのボトルをそれぞれ分けて、鍋の火にかけていきます。
強火で沸騰させて、沸騰したら弱火で5分間。きっちり計ります。

鍋で煮沸した分
2本それぞれを火入れした分は、粗熱をとり、ボトルに入れなおしました。
煮沸した分、少し水かさが減ってしまいましたね(o _ o。)

電子レンジで温める分

電子レンジで温め5分
残った2本を、それぞれ容器に入れ、ラップをして電子レンジで5分温めます。


電子レンジで温め中 電子レンジで温めた


玄米を入れた方をレンジにかけると分かりますが、レンジでは、入れ物の中の液体がぐるぐると回りながら熱くなっていくのを、お米の流れを見て感じ取ることが出来ます。


同じように粗熱をとって、ボトルに入れなおしました。
電子レンジで温めた分


これで、サンプル4本の準備が整いました。
火入れ後のサンプル4本
日付は「2015.07.30...午後1時..室内気温28度」

電子レンジの影響を、発酵の様子から観察する

あとはボトルを日向に置いて、発酵具合を観察していきます。
通常は、4〜5日目くらいから発酵がイイ感じになります。

今回の実験ではどうでしょうね?

2日目の発酵具合

(2015.07.31...AM11:00...気温31度)
火入れ後のサンプル4本
あ、早速玄米入りのボトルが発酵してました!
鍋で火を入れた方も、電子レンジの方も、ガス抜きが必要なくらい膨らんでいた。
蓋を開けてみますと、どちらもフルーティーで心地よい香りがしました。

玄米の吸水率以外、今んトコ、あまり大差ない?

3日目の発酵具合

(2015.08.01...AM11:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル3日目
色が少し薄くなってきましたね。発酵が進んでる証拠です。


さて、今日は玄米入り乳酸菌の方で変化が見られました。
鍋で火入れした方が、玄米の吸水率がとても良い感じです。

レンジの玄米が浮く 玄米吸水率
逆に電子レンジで温めた方は、給水が控えめなまま、玄米の数10粒〜が、水面に浮いてました。 電子レンジの方は黒糖の色味も若干、残ってますね。発酵力は若干弱いのかな?

玄米乳酸菌比較

4日目の発酵具合

(2015.08.02...AM12:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル4日目
4日目は電子レンジにかけた方も、玄米がきちんと沈んでますね。
ガス抜き後、あ、また浮いてきた... 空気圧で沈んでただけか(' '*)?
発酵は、色味で判断すると、鍋で煮沸したほうが若干進んでる感じはします。

味を見てみると、確かに「鍋火」の方は、発酵特有の爽やかな酸味が口の中に広がりましたが、電子レンジの方は甘みの中にも微かな酸味が残る程度だった。
電子レンジだと、発酵力がやや落ちるのか?

ちなみに玄米なしの方は、どちらもまだまだ発酵が甘い感じです。
しかし玄米抜きのボトルの方も、フタを開けるとガスが溜まっておりました。
少しずつ発酵は進んでいるようです(。0 _ 0。)ノ

5日目の発酵具合

(2015.08.03...AM11:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル5日目
比較しやすいように、ボトルの順番を並び替えてみました。
こちらのほうが違いが分かりやすいですね(' '*)

6日目の発酵具合

(2015.08.04...AM11:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル6日目

玄米入りの乳酸菌ボトルの方は、随分と発酵が進みました。


鍋で煮沸した方、どんどん給水されていってますね。
味を見比べてみると、なるほど。かなり違いが分かるようになった。
鍋で煮沸の方は、正常に発酵が進んでる。綺麗な酸味、雑味がほとんどしない。。
一方でレンジ加熱の方は、酸味の中にも甘みが残ってしまっています。

7日目の発酵具合

(2015.08.05...AM11:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル7日目
玄米入りの乳酸菌ボトル、色味の差がなくなってました。
玄米乳酸菌の色が大差なくなった
ただ、味を見てみると発酵力の違いが歴然でした。

鍋で煮沸した方は爽やかな酸味が感じられ、美味しく出来た。
一方で電子レンジ加熱の方は酸味が微かに感じられるのですが、甘さが残る...腐敗一歩手前のような甘さが際立ってました。そして、後に若干の腐敗の味が残りました...

これ、電子レンジの方はコレ以上飲むの危険ではなかろうか...?
見かけは全く変わらんのに、味がぜんぜん違ってきてます(o _ o。)

8日目の発酵具合

(2015.08.06...AM13:00...気温 31度)
火入れ後のサンプル8日目

8日目は、玄米なしの乳酸菌ボトルに大きく変化が見られました。
とぎ汁乳酸菌の発酵に差
鍋で煮沸した方、ボトルが膨らんで発酵が進んでいます!
なるほど、味を見比べてみました。
  • とぎ汁のみ(鍋で煮沸)=微かな酸味と甘味
  • とぎ汁のみ(レンジ加熱)=黒糖の甘み
鍋で煮沸した方は、中でまだ発酵菌が生きているのですね。
少しずつですが発酵が進んでいる、素晴らしいことです。


一方で、玄米入りの乳酸菌ボトル。こちらの味も見比べ。
  • 玄米入りボトル(鍋で煮沸)= フルーティーで爽やかな酸味
  • 玄米入りボトル(レンジ加熱)= 酸味の中にも腐敗じみた味が残る

もう玄米入りの方は、経過を見るだけにしましょうか・・・(o _ o。)

10日目の発酵具合

(2015.08.08...AM11:00...気温 29度)
火入れ後のサンプル10日目
ボトルの順番を元通りにしてみました(。0 _ 0。)ノ
今日は、ちょっと驚くことがありました。

【玄米入りのボトル】について。
もちろん煮沸ボトルの方が、フレッシュな酸味で飲み心地がいい状態をキープしてますが。
もう一方のレンジ加熱のボトルも、なんと腐敗味が消えてたのです!
そして確かな発酵の酸味を維持していた。まさか、ここまで持ち直すとは...


ちなみに玄米なしのボトルの方は、あんまり変化が見られません。レンジ加熱で発酵しなくなってます。 うーん。。。もしや生命力をすごい高めていれば、レンジの影響も打ち消すくらいの現実を生み出せるのだろうか?

またしばらく経過を見てみます。

15日目の発酵具合

(2015.08.13...AM11:00...気温 27度)
火入れ後のサンプル15日目
見栄えはあまり変わらずですね。味を見てみました。
  • 玄米入り(煮沸)酸味良好
  • 玄米入り(電子レンジ)煮沸に比べて酸味やや控えめ
  • そのまま(煮沸)かすかな甘味にわずかに酸味
  • そのまま(電子レンジ)黒糖の甘み

20日目の発酵具合

(2015.08.18...AM12:00...気温 27度)
火入れ後のサンプル20日目
ここ数日、雨で少し気温が下がってました。
なんか16日目くらいからボトルの様子に変化が現れてました。
火入れ後のサンプル20日目玄米入り 火入れ後のサンプル20日目そのまま
電子レンジにかけた方、玄米が何粒か浮いてきてるのが分かります。
そして玄米なしの乳酸菌の方、...気持ちほんの僅か発酵してるかしてないか(o _ o。)

味を見てみました(。0 _ 0。)ノ
  • 玄米入り(煮沸)フレッシュな酸味で良好
  • 玄米入り(電子レンジ)煮沸に比べて酸味やや劣る
  • そのまま(煮沸)微かな酸味が広がる、玄米入りより発酵力が劣る
  • そのまま(電子レンジ)黒糖の甘みの中にホンの微かな酸味。微細

実験結果のまとめ

電子レンジの温め。。。5分間で乳酸菌の発酵力が弱まりました。。。(o _ o。)
食材に含まれる酵素や善玉菌の働きが阻害される、という結論です。
(つまり栄養素の吸収効率が落ちるということ)


電子レンジの恐ろしい所は、1日程度のスパンでは気づかないくらいの、ごく僅かな変化しか無いということ。 この1日1日は小さな差ですが、レンジ加熱調理を365日毎日、ひいては2〜3年、5〜10年と、年数を重ねるに連れて、まさに人の腸内細菌の状態(身体の健康状態)も、このような大きな違いをもたらしかねないな、と筆者は感じます。


1回2回のスポット的な利用なら問題ないのだが、食事の際に電子レンジの温めが習慣と化してしまうと、途端に発酵環境の弱まった状態がデフォルトになってしまう。使用は極力控えたい。というのが私の結論です。

補足:電磁波について

レンジ加熱のマイクロ波とはまた別の問題になりますが、
電子レンジがもたらす電磁波の件については、以下に記述してます...

電磁波の影響
電場とアースの必要性
磁場と人体への影響


まとめますと、電子レンジはアース線を繋いだ上で、数メートル離れて使うようにすると、電磁波の人体への影響は殆ど無くなる、という専門家の意見を頂いてます。
ただしマイクロ波が食品に与える影響は防ぎようがない。以上!


最後までお読みいただき、ありがとうございます(' '*)

   

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