自然栽培は土作りが決め手

3月24日、偶然再会した同級生に急遽誘われて。
丹精込めて作られた自然栽培の畑に、ご訪問させていただきました。
出会い頭の奇跡的な体験ですな(‘ ‘*)

誘ってくれた同級生、快く迎え入れてくれた農家さんに感謝.。.:*・゜

 
で、実際に作られた作物をご馳走になったわけですが
自然栽培の食材を口に入れた瞬間、畑の光景がフラッシュバックした。
牛蒡が牛蒡の味だけでなく、土となった生命の粒子。ハーブの香り。
人参もそう、口に入れた瞬間に香りが、残留思念みたいにぶわって広がる。

自然の味。本物の味ってコレか。
自然栽培は、土作りが全てだという理由はココで実感した。

そうか、土作りは自然の料理そのものなんだって想った。
この畑では「大麦」だけで土を作ってる。
1年に3回も種を蒔いて、3毛作まで。全ては土を育てるために。
年を経るごとに、麦の層が厚みを魅せる。

大麦畑

でも、なぜ「大麦」?

********

曰く、ここはかつて水田だった。
その時代の、肥料の毒気(窒素分)が土に残ってる。
窒素分を抜くのに、畑にふさわしい土に戻すのに、大麦が一番最適なんだ。

で、大麦一色だ。

大麦が波打つ

見たら、同じ麦でも所々波打ってるだろう?
土の状態が分かるんだ。育ちが悪い所は未だ土が肥沃でない。
そして緑色が濃い所は、まだ窒素肥料分が残ってるってことだ。

8年経ってやっと此処まで来た。
それでもまだまだなんだよな。。

********

 
というふうに話を受け取りました。

 
なるほど! 窒素肥料の毒気を抜くのに大麦なんだ(‘ ‘*)!
と、ここで納得したのです。

 
此処の畑はベースが麦!
麦に徹底したこだわり。研ぎ澄まされた味。
いいか、細かくして完熟させるんだ。この土は麦わら100%なんだ。もう虫も居ないんだ。
この土で育てるから、虫もつかない綺麗な作物が出来上がる。
虫やミミズがいるのはダメだ、未だ完熟しきってないってことだからな。

という感覚で
玄米乳酸菌瓶の麦バージョンみたいって、自分の中で置き換えてみます。

 
「土づくりは、完熟しきってから作物を植える!」

 
ここ大切だと教わりました!!!
発酵促進大切、枯れ草や落ち葉を完熟させて大地に返してやっと土。
そこで初めて、生命を育むことが出来るのだ!

(今まで、熟させるの疎かにしすぎてました…反省)
 
 
貴重な学びですね。

 
 

ではでは、もう一方の視点。創作意欲を刺激された。
こうしたらどうか!の考察が次々に浮かんできたのだ。

 
・麦ベースと陸稲ベースと、領域を2つにしたらどうか?
・毒気を抜けたら、次は樹木ベースに切り替えたらどうか?
・周りにお花を植えたらどうか。
・もしくは花木
・常葉樹、落葉樹
・ミツバチ
・微生物の力を借りる!

 

食べたら畑の光景が口の中に広がる。
味わいが、その幻影を見せてくれることは、今回の体験で分かった。

なら、食材の味は畑の土作りの段階で、既にベースが出来上がってくるわけだ。
ずっと同じ1色がベースだと、だんだんとその味が普通に感じ、エネルギー落差が…収束へ向かう。たぶん感動が薄れてしまう、哀しい。
…美味しさ、質、生命の脈動そのものをもっと追求するなら、土のベースに変化をつけることも必要だと感じたんだ。
 
 
例えば畦ごとにでも。せめて■と□の2通りから。
これだけで、四季折々8色のバラエティが出る。

  
どうだろう…全ての敷地が麦で解毒された後は。。
このまま一面の麦だけでなく、そこに色々なハーブや草花の香り、ミツバチたち、樹々を介した水の循環が、食材の味覚から感じられるほうが…楽しいんじゃないかな。
もちろん細やかな光景の描画は、その人の好みで.。.:*・゜

出来上がった作物は、より濃密な味わいで、その人の独自性が直に響く。
きっと、食べる=もっと楽しい冒険となるであろう。と想像。
という感じで、自然栽培は土づくりが肝心だと学んだ。その土作りのベースは、担い手の采配なの。
それこそ思い込みで留まってはもったいない。一人一つのアイデアで満足するのでなく。
複数人の世界が集まれば、もっと可能性は広げられる。

地上の楽園は、もっともっと素晴らしい光景で再現できると考えるのです。

 
と、のんびり思考しつつ。
自然栽培の畑を、実際に肌で触れて、食べて、感じて。
とても勉強になった一日でした(‘ ‘*)

 

(おまけ)
農家さんとこのお庭。
麦の粒がたっくさん積もってる(‘ ‘*)!
お庭の麦穂

はわわ〜

» いつも応援ありがとうございます(' '*)

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