またいちの塩を創る工房「とったん」

海と山が隣接した場所にて、作られるのは糸島の名産「またいちの塩」
豊かな緑に囲まれた海辺は、水が綺麗なのです。
だからここの海水からとれる塩は、美味い。
またいちの海

木の風に晒して水を乾かし
木に火を宿し、燻し煮詰めて
またいちの塩が出来上がる。

 
木なのです。木!
だから水が活きる。
価値ある塩が出来上がる。

工房とったん全景

にしても、「とったん」って名前はどこから付いたのでしょうか。
「またいち」ってどんな意味?

南の陽気な気候が、人の感性をてきと〜にします(。◕ ∀ ◕。)ノ

 
こんなところでのびのび育ったお塩は、お料理の味を自然にさせるでしょうね。
塩気って、引き締める思いだけど、ここの塩はまろやかなりけり。
自然のおおらかさを宿す、食べる人にも食材にも優しい塩。

また一の塩。

 
(糸島の旅……完)


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旅の朝を迎える

糸島半島の僧伽小野さんにて。

ここ、お風呂は露天風呂なんですよ。しかも貸し切り。
夜はもちろん、朝風呂もできちゃう。いい湯でした。
朝を迎えると、窓から眺める海辺の景色も鮮やかです。

 
 
しばらくして朝食。

朝食
やっぱり豪華。
朝からこんなに食べきれるでしょうか?

先日の夜とは違い、塩気の効いた味わいだ。
お魚と、お惣菜。そしてご飯味噌汁の御膳。
これからたくさん動きまわるだろうから、エネルギー沢山宿してね。

って、食べ物からのメッセージでしょうか?

 
いただきます(o v o。)

 
もぐもぐ、美味い。
もぐもぐもぐ。これも中々。

なるほど和物に酒粕を加えて風味を出すか。
塩魚にごはん、そして和物。味の濃淡が奥地の中で調和していく。
色が進むな、これいいな。

 
完食(‘▽’)⌒ ☆
ごちそうさまでした。

 
 
朝、晴れやかな海辺の景色は素晴らしいですね。
糸島の朝
これからどんな一日にしようか?
新鮮な気持ちが湧き上がってきます


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ご馳走は、たまに食べるからご馳走

僧伽小野一秀庵に一泊。
日の静まる頃合いに、懐石料理を食しました。
窓から見える海辺

 
これから糸島地元こだわりの食材をふんだんに使ったご馳走が出るとか。
メニュー。期待が高まります。
僧伽小野 懐石料理メニュー

テーブルの模様が特徴的ですよ〜。
所々にキラキラした宝石みたいのが埋め込まれてる。
何だろう? 綺麗だね。

 
あ、前菜盛り合わせが来た。
前菜盛り合わせ 桜花爛漫

(‘ ‘*)(‘ ‘*)!!!

すげー。

 
桜並木の庭園で、夕暮れ時に盃を交わしながら春の味を忍ぶ…(o _ o。)
屋内にいながら、春の訪れをダイレクトに感じる一皿です。
前菜のお料理で一気にテーブルの雰囲気が変わった。

料理の見栄えに、そして春の味覚に浸りながら、普段できないような贅沢を堪能しております。

 
「すげーな。素材だけでなく、見栄えまでこだわるのか! 普段料理するのにこれ、時間も手間もいくらあっても足らんわ。格別な味わいだわ〜」
「幸せそうに食べるねw」

 

次はお椀物。
糸島のお椀物
繊細な出汁に、春の香りを乗せて召し上がれって言ってるみたい。
海辺の素材を引き立たせ、底の方に泳がせる。ほら、ここは糸島の海。
地中海を思わせるオリーブの香りが、糸島の海辺、温かな気候を想起させます。

窓から見える景観に似つかわしい、海の味がします。

 

次はお刺身、にぎりの箸休め
にぎり3貫糸島海の幸のお刺身
海辺を眺めた後は、潜って海中探検ですね。
春の海は、冬の冷たさを宿してる。氷がキンキンに冷えて、身が引き締まる思いです。

糸島の名産「またいちの塩」で召し上がれって。おっしゃいました。
もちろん刺し身醤油もあります。お刺身はそれぞれ2貫ずつ。
つまり同じ魚で、別々の食べ方を楽しめるわけです!

 
「わさびの刺激、ごく少量あるのが良いんだよ、わさび入れないの?」
「〜〜〜〜〜!」

 
こんな定番のやり取り。
わさびは隠し味ですな。

 

海から上がって、次は温泉(。◕ ∀ ◕。)ノ
ほら、煮物らしいけど、玉ねぎ浴場ですよ〜〜。
玉ねぎ温泉
真ん中の玉ねぎの芯の方から食べていくと、少しずつ浴場が広くなっていきます。
絶品の秘湯に一日の疲れが癒されますな。海に潜ったらアオサのりが付いてきてました.。.:*・゜
湯葉はすでに茹で上がり、やさしい真丈風に仕立てあげて一緒にお風呂です。

あ〜いい湯だ(‘▽’)⌒ ☆

 

さて。海の冒険の〆として、留肴という一皿が出てきました。
留肴
今日の戦利品は甘鯛。山芋の摩り下ろしを下地に、海の白と山の白が合わさります。
お魚の鱗は高温の太陽に晒され、華が咲くように揚げられました。

それらの白を引き立たせる器は、漆黒の世界。
ご覧、宇宙に光を灯すように、流れ星の軌跡を描いておるよ。
蒟蒻は零下に沈み、凍り身のクレーターに星の欠片…白のソースが絡みあう。
青菜などの山の幸が、静かに彼らの世界を見守っています。

海と山が出会う瞬間の、宇宙の軌跡を感じるのでした。

 
これを言葉に現すと

「美味ぇ〜〜〜!」

の一言じゃな(。0 _ 0。)ノ

 
 
 
とうとう、これからメインディッシュだ。
糸島牛のメインディッシュ
糸島牛のグリル。
山のクレソンを積んで、糸島の地で育った牛さんを…牛さんを…
食べちゃう。食べちゃった。食べちゃった。

ぎゅ〜ぐるるる。

 
美味いのです。美味い。きっとクレソン食べて育ったんだね。
だから最後のお供えに、牛さんの好物の野草がたくさん添えられて。
私のお腹の中で、牛さんは草を食べる。だから最後まで牛さんは幸せでした。

例え姿形は無くなろうとも
その生命は白と黒の粒子となりて一皿に散り散り
この世界を鮮やかに彩るであろう。

彼の生命は次に繋がる。新天地で。
ピーナッツの新芽は、次世代の芽吹きを予見してるような気もします。
 
私は記憶した。糸島の世界を、この料理で。想い出に宿した。

 

 
〆。
ご飯と味噌汁、お漬物。
〆
ご馳走の後は、質素に普段通りの一汁一菜です。
って、まだ食べるんかい?!

釜で2人1合分、たっぷりありました。全部頂きました(o v o。)
御釜で炊くと美味しいよね。ご飯。美味しいの。
お米一粒一粒に、土の生命を感じます。無駄にできませぬ。

 

 
最後のデザートは別腹です(。0 _ 0。)ノ
ごちそうさまでした!
デザート


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僧伽小野 一秀庵に宿泊する

食事も出来る、宿泊も一日限定3組で利用できるオーベルジュ。
糸島半島の海辺にひっそりと構えるロケーションの。僧伽小野 一秀庵にて。
夕暮れ時に門を訪ね、これから泊まる場所にワクワクしながら待合室に案内されました。

静かに、海が一望できる。この空間は、時間の流れ方が違った。
僧伽小野から見える海辺

ただそこに在る。何もかもが自然に任せてる。
ふと気づけば、ゆったりとした音楽に長旅の疲れが癒やされていきます。

 
「今日はこんな所まで来ちゃったね。海だよ、海! なーんもない、海(‘▽’)⌒ ☆」

 
少々ほろ酔い気分で、そういえば慣れない車の旅でもあった。
今回の糸島旅行は初めての試みの連続でしたから、視るもの全てが別世界でした。

「僧伽小野 一秀庵」

 
このオーベルジュ(宿泊レストラン)も、そんな場所。
普段の忙しい日常から解放されて、何もない海を眺めながら
ゆったりとした時間の流れを満喫する場所。

だからかな? 透明な小さな音がすぅっと心に入ってくるし。
いつもは鈍感な感覚も、冴え渡ってくる感じ。

さて、しばらくのんびりしてるうちにお部屋の準備ができたようです。
海の見える「鶏林」というお部屋に向かいました。

ああ、夕日が陰ってしんみりしている。洗練された和室。
小さな机と座椅子。それ以外は何もない。

鶏林
上質な木の香…ああ、とてもよい香りがするのです。
光の加減で、紫色の幻影がうっすらと。もう間もなく、夜がやってきます。


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安蔵里かふぇ(伊都安蔵里の古民家喫茶)

安蔵里かふぇ

奥まった景観にひっそりと佇む看板。
そして立派な瓦屋根の建物。

安蔵里かふぇ

時代が、大正〜昭和時代に巻き戻ったかのようだった。
新しいのに懐かしい、この空間。古びた書籍がどっさり積まれた本棚。
西日の差す窓辺。そして優雅にアップルシナモンハニー。なんと異空間なんでしょう。

子供の頃に夢見た、物語の中の一節に迷い込んだかのようでした。
アップルパイを焼くおばあさん。森の小人が遊びに来るお家。

小さな花
ほら、この小さなお花の中にも妖精さんが隠れていそう。
随所に秘密が散りばめられていて、扉を開けば毎日が冒険の世界。。。

ここはまさにそんな場所。
冒険心と創作意欲がうずく、素敵な空間だったのです。

かれー

メニュー。かれー(。◕ ∀ ◕。)ノは、今は入らん….
あ、何かページの色がここだけ違ったんですよ。もしやオススメのドリンクでしょうか?

ここだけページが黒い

ということで、ホットアップルハニーを注文、これ良いですね。目を引く黒です。
シナモンと一緒に出てきて、風味豊かなアップルハニーに舌鼓を打ちました。

デザートプレート
あとはデザートプレートを相方と山分け。もぐもぐ、うまうま(‘ ‘*)

 
小さな頃、こんなお家に住みたかった。
これから、子供時代の夢を叶えてまいります(。0 _ 0。)ノ


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