彼女の苦しみ、子どもたちの苦しみ

彼女からこんなことを云われました。

 
「身なりをきちんとして欲しい」

 
ボサボサの髪
ねぐせ
ひげ
たまに鼻毛
また同じ服

 
(‘ ‘*);;

 
曰く、外見に無頓着すぎだったようだ。 
確かに行き過ぎな部分はあったかも。

 
「ピシッとすれば、あきさんだって少しは見れるのに!」

 
気が気でない様子、どうも余計な心配をかけておったのだ(‘ ‘*);;;
申し訳ない!

 

ちな、うちは全く外見に気を使ってないわけではなく。
むしろ、ある面ではかなり気を使っている。

ボサボサの髪はトレードマークだし
寝ぐせはその日の芸術品(。0 _ 0。)ノ

ひげは勝手に伸びるダンディな象徴で///
鼻毛は外の空気が汚れていることを素直に教えてくれる

服は、黒一色あればいい(。0 _ 0。)ノ

 
そんな感じだ。

 

こういう自然(?)な状態から
如何に地力、素の美しさを磨いていくかに余念がないのじゃ(。0 _ 0。)ノ

(笑)

 

 

話変わるけど、うちは彼女に「すっぴん」が断然イイと言っている。
実際、あの子はそのままで実に綺麗な顔立ちなんだ。
安易に化粧しないほうが、素の魅力がそのまま見れて美しい。

で、素をそのまま見れるからこそ、その子の内面もクリアに見れるようになって
何をすれば肌(心)が喜ぶのか、何が足りないか、或いは過剰なのか、
はっきりと見て取れるようになる。

その子の状態に合わせて、ちょうどいい塩梅で料理が作れたり、お茶を入れたりできるわけ。あるがままをさらけ出してくれたら、それにピッタリな暮らし方を提供できるんだ。

 
うちの出来る範囲ですらこうなのだから、
素直になれば、もっと関わり深い方たち、動物さんたち、自然さんたちから得られる恩恵は、もっともっと素晴らしい物になる。自分に見合った恩恵を、たくさん受け取れるようになる。

だからある意味、ありのままの方が素晴らしいんだ。

 

再び、自分の事に話を戻すと
確かにひげが残ってたり、鼻毛が伸びすぎたりするのはだらしがないと思う(‘ ‘*)
でも、自然体で無頓着な自分にとって、伸びるのは自分がケアしないせいではない!

ムダ毛が伸びるのは、まわりの空気が汚いせい、生活を脅かすものに溢れてるせいなんだ。
だからこのままではいけない!!!と、自分に意志が働く。

樹を植えるんだ。
水を綺麗にするんだ。
広い庭園を持ち、かつての楽園の記憶を再現するんだ。

 
そうすれば、汚れた空気から鼻毛を伸ばして身を守る必要がなくなる。
ヒゲを生やした攻撃的な外観にする必要もなくなる。

清浄な霧の中では鼻毛が伸びないし
水がそのままレーダーになるので、ムダ毛を生やす必要も殆どない。
そして、水の中では肌がいつまでもみずみずしい!

 
これがかつての楽園がもたらしてた、人間本来の美だ。

 

自分が、パッと見だらしがないのは、その姿を夢見ているから。
ありのままを見せることで、望みに対する明確な答えを「自然」にお願いしてるんだ。
周りからどんなに下に見られてもバカにされてもいいから、恩恵・効能・アドバイスをしっかり頂く。
周りの目も気にせず、自分を貫いている。

広い庭園、樹と水を育む場所、助けて欲しい。

 
ずっと、そんな願いを持ち続けながら。

「今日の寝癖はダンディだぜ(。◕ ∀ ◕。)ノ」

 
的なことを思い浮かべて、外出している(‘ ‘*)
(それでも最近は、確かに行き過ぎであると諭され、とりあえず外見の末端にも気を使うようになった)

 
 

たぶん、彼女にこんな話をしたら…(笑)
 

 

 
 
 
 

 

「まぁ、素直が一番だよね?」ってことで納得してくださ.。.:*・゜

 

で、冒頭に戻ります。

 
先日彼女からこんなこと言われました。
とても核心に迫る話をしてくれました。

 
「お願いだから、身・だ・し・な・み!」

「私が、あきさんにこんなこと云うのは、周りの目があるからだよ!? あきさんお仕事してるでしょ? 第一印象が大事なんだよ。取引先を決める時、同じような能力と見積もりだった場合、最終的に人はどこで判断すると思う? 外見なんだよ! 身なりがキチンとしてるかどうか、それが細かい部分にも現われるでしょ。あきさんは大丈夫だって言ってるけれど、お仕事して私たちを養っていかなくちゃいけないんだよ。そんな格好だったら、お仕事大丈夫なの?!って、私たち親族にも納得してもらえない。余計な溝が出来ちゃうかもしれない。それに今は親しい人たちが周りにいるからイイけれど、もし知らない土地に引っ越した時、あきさんがそんな格好だったら…第一印象が悪くなったら、世間の目が、それが奥さんになる私にも、私たち家族全体にも関わってくる問題なんだよ…お願いだからちゃんとして!」
 

 

。。。

 
この時、ハッとしたんだ。
彼女の感覚、彼女が今まで生きてきた世界の苦しみが、以前より明確に感じられるようになった。なぜって、それを言われた時、頭で理解しながらも、何か矯正されてるような、微かな苦痛を感じたから。

他人の目なんて気にしなければいいのに〜。って思ってたのが。
逆の立場ではこういう感覚だったんだ!

 
 
彼女はいわゆる、普通の子。世間一般の常識的な子。
その中で、正しくあろうと頑張り続けた子。頑張って普通に生きようとして。
でも頑張りすぎて、本当の自分が分からなくなって、何となく居場所を無くしかけてた。

助けたいと思った。

 
 

彼女の常識では、そういう生き方しか知り得なかったのも頷ける。
この時代、生活のために、会社で働いてなんぼ!というのを信じて疑わないのは、大多数がそう。いい大学を出て、いい就職のために、資格の勉強をして肩書を揃えて、常識?も学んで、身なりをきちんとするのが当たり前って。そこでしか判断されないから、そこをきっちりするしか無い!と。

彼女は「化粧をするのは鎧」って言ってました。化粧をすることが「社会人」で在るための責務だと思ってるような(どうだろう?)余裕が無い中、化粧品代に余計なお金を使わねばならないし、少なからず肌に負担も掛かる。毎朝の出勤準備に膨大な時間を割かねばならなくなる。本音の顔を化粧ごと覆い、いつも笑顔を矯正されて、心を追い込まねばやっていけないような不条理。

会社勤めの世界では、こういうの当たり前の常識?

(生きてくために必要だと思い込まされてる?)

 

だけど実は、常識というのは狭い考えだというのを、自分で仕事してみると痛感する。
インターネットで情報がフリーになった今、常識にも色々あることを顕著に見て取れる。(住む環境を変えれば、自分の常識なんて、取るに足らないことだと気づく)

常識にも色々ある。
自分の場合、コレまで周りの目を気にせず生きてきたし、格好はロクでもないが、周りから嫌われることなど無く、むしろ、皆さん親切に良くしてくれる。仕事も廻してもらえる。。
無理は必要ない、矯正されて苦痛を感じるくらいなら、自分はありのままのスタイルでイイのだ。これからも、彼女に信頼されながらテキトーに生きてくつもりだ。

素直に本性さらけ出したほうが、周りに理解される。
そして、こんな自分にはフランクで楽な仕事が舞い込んでくる。

俺には、それくらいがちょうどいい。

 

雇われの人は錯覚するかもしれないが、最終判断する社長の感性は違うんだ。
社長は、世間の常識では「人」を判断しない。独自の感性で「人」を視ている。
素直であること。或いはその人の能力(資格の有無じゃない)や性格を見て、自分の会社に欲しいかどうか。

ただそれだけの、すごく簡単なこと。

 
自分ですら、こんなでも仕事の話は舞い込んでくるし
うちの会社で働かないか?と、稀にスカウトも受ける。

こんなテキトーな人となりで。。。

 

だから、世間一般の言うことは案外あてにならない。
世間の不条理な部分って、ただの思いこみ。
 
 

 

あの子の今までが、実にそういった固定観念に囚われた環境にあったから、一家の大黒柱が一生健命に働いているから、自分も将来あんなふうに真面目に働いて、家族を安心させるんだ!って。周りに気を使い、両親や親族たちに心配かけないように!って、正しく在るように!って。自分を偽り続けるしか無かったんだろうって思う。いつの間にか、それが当たり前になってたみたいだったし。

本当の自分は、違うのに… 今更、その壁をぶち破ることが怖いのかもしれない。怖くて、心配かけるのが怖くて、今まで嘘をつき続けてきた何十年もの代償が大きすぎて、

 
「私は良いんだけどね、せめて親族の前だけは…」って
「口うるさくて、ごめんね…」

 
とも(o _ o。)

 

これが、あの子の苦しみなんだって。何となく感じました。
彼女があの場所で暮らしてるうちは、何も云えない。
それが彼女の選んだ生き方、一つの事実。
今は黙って従うことが、うちの努めなんだろうとも、判断しました。

 

 

 
もういいんだよ。
そんな思い込みは、この世から抹消してあげる。

俺なら全部受け止めてあげられるから
ありのままで良いんだよって・・・やりたいようにやっていいんだよって。

何もしなくても生きていける。好きなように生きていける。
それが、この世の本来の在り方だから。
一緒に、そんな世界を築いていこうねって。

 
 

子どもたちに対しても同じ気持ちで。
生まれた瞬間から、あるがままに感じるままに。自分の想いに素直に生きてほしい。
何があっても、全部受け入れてあげるから。

 
「あなたの居場所を用意して待ってるね」

そんなふうに、子どもたちに伝えたいものです(‘ ‘*)

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