盲信による失敗【玄米のフィチン酸問題】
日常の食生活を見直して、もっと美しく在りたい。
その道を志して出会った回答が
玄米。菜食。
この考え方は、今でも私の目指す食生活の基盤になってます。
・まるごと美味しく食べれる
・健康にいい
・ムダがない
・身体を汚さない
・洗い物が楽
・環境に優しい
メリットしか目に映ってなかった。
今の今まで何の疑問も持たずに実践してたわけです。
当初より、私は玄米を炊き、味噌汁を作り、旬野菜でおかずを作り。
一汁三菜の献立、ほぼ毎日それを食べてきた。
そしてなぜか思うように満足感が得られず、何となく他のものも食べたくなって。
お昼に天然酵母パンを買っておやつにしたり、たまに外食したりしてた。
およそ2年前のブログを見たら、その経緯が載ってます。
自分の作る料理を自分で食べる時って、こんなもんかなって思ってました。
他のものも食べたい。自分の作ったものでは満足できない。
当時は他のことに気を取られてたり、エネルギーの消耗が激しかったり
そもそも自分のためだけに料理を作ってたわけではなかったので
何かしら他に栄養になるものを求めてたのでしょうね。。。
特に出張の時のホテルの朝ごはん、コレでもか!というくらい食べてましたね…(笑)
その時行きつけだった拘りのパン屋さんから、こんな話を伺ったことが有ります。
「玄米食べてるの?」
「はい(‘ ‘*)」
「やめたほうがいいよ。あれは病人の食べ物だ。
フィチン酸っていうのが含まれてて、それは体質改善のために食べると効果的だけど、
同時にミネラルの吸収が阻害されるんだよ。まだ白米のほうがいいよ」
「え。。。そうなんですか(‘ ‘*)???」
この時の会話は衝撃的だった。
私は、玄米美味しいって思ってたし、白米より玄米派だったから。
だから、フィチン酸について調べたのです。
フィチン酸は身体のデトックス効果が高い。そして確かにフィチン酸によって、玄米に含まれるミネラル分がロックされ、簡単には吸収されないようだ。
しかし、一晩浸水して発芽状態にすれば、栄養は摂取できるようだ。。。
当時、そんな感じで結論を出し、発芽状態にすれば大丈夫だろうと玄米を食べ続けてました。よく噛んで食べればいいか(‘ ‘*)…コレ以上何の疑問も持たずにですね。。
⇒ 発芽玄米の作り方
当時は、もっと別の物も食べたいと思ってたのですよね。
玄米と味噌汁と野菜だけでは、満足できなかったんですよね。
。。。
そういう状態が、数年に渡って続くんです。
料理を他人にご馳走するときは、かなり喜んで貰えてたから。
単に自分が、同じ味に飽きてるのか、もっと他の味も研究したいのだろう。
そういうことで片付けてました。
。。。
そして、つい先日の体験談。。。
バーベキューして、慣れない食事にちょちモタツイて。
反動で、しばらく少食で済むようになったと思ったら
白ご飯とラーメンを食べて、なぜか食べる前よりもお腹が空いた…
…
それで糖質制限食についての検証に行き着きました。
この機会を経て、炭水化物をエネルギーに変える時、
なんと体内のミネラル成分を消費することを認識したのです。
白米はほぼ糖質、案の定ダメだったですね。
そういえば、私は酵素ダイエットの考えのみを元に食事に気をつけてたからか
炭水化物系って、そこまで注意してなかったのですよ。
黒パンとかしょっちゅうおやつに食べてたし。
お腹空いた時は玄米ご飯も結構食べたなぁ。大盛りで。
で、振り返って気付きました。
単に炭水化物のとりすぎだ。ミネラル不足だ…と。
玄米ご飯。
教わった範囲の視野で、普通に圧力鍋で炊いてた。
陰陽では中庸で、中心に位置するものだと。
日本人の昔ながらの主食。これだけは外せないのだと。
なーんにも考えずに教わったことを鵜呑みにしてたわけですよ。
フィチン酸問題とか、発芽玄米にすれば問題ないかな?
それで終わっていた。考えが甘かった。
栄養が足りなかったのは、欲求から分かってたはずなのにね。
変なところで、習った通りの「マクロビオティック」に拘ってたから
これでいいのだ!と、自分に対する疑問符も簡単に片付けてしまっていたのです。
ダメでしょ、私も皆と変わらない。
大切なことを見逃していたのですよ…
だから、たまに外でガッツリ食べて必要な栄養と一緒に身体を適度に汚し、自分の家ではデトックス。
そんな流れになっていたのですね。
なんて無駄が多い。。。
何だか、現状で満足してたのを思い知らされました。
今月始めから、もっと高みを目指して本格的なアンチエイジング食に乗り切る!
そう思ったお陰で、これまでのレシピを総ざらいする機会を得た。
今回の失敗に気づき、そこを克服するのに打ってつけだったようです。
続き ⇒ 一汁一菜における本来の玄米ご飯
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