一汁一菜における本来の玄米ご飯

玄米は、昔ながらの日本人の主食だ。
陰陽で言えば、真ん中の中庸で、軸。これだけは外せない。

 
私が聞いた限りでは、そのような教えだったと思う。
玄米、玄米(‘ ‘*) 圧力鍋で炊くと美味しく炊けるよ。
たまに雑穀を混ぜたり小豆を入れてもいいかもね。

そんな感じ。

 

今でこそ玄米乳酸菌の存在は知ってるけど
マクロビの先生方は誰も、玄米に宿る「有用微生物」については触れなかった。

「水に浸けると芽が出る、玄米は生きてるんだよ。だから生命を頂く有り難みが湧くんだよ」

。。。

たしかに間違っちゃいない。
でも、その言葉で私達が理解できるほどのレベルには到達していないのだ。

先生方は分かっていたかもしれないが、
この部分においては、はっきり言って教え方が手厳しいと思った。
そして教わる私達の方にも問題が在った。疑問点すら浮かばなかったのだから。
(いや其処ツッコめよと…)

もしかしたらツッコミ待ちだったのかもしれない。次に活かそう。

 

そこで教わった玄米の炊き方って、単に白米を炊く延長みたいな
ちょっと水の分量増やして炊き時間増やしただけな、ふぅ。

浸水させる本当の意味とか、後で知ったし(‘ ‘*)
こらー、陰性・陽性とかで簡単に片付けちゃダメじゃないですかー。
(思い返せば、ちゃんと話してくれてたりするのだが…一個前のセリフとか(難解…
 

玄米は生きてるのだから、
死んだ白米のそれとは別の視点で、
じっくり観察する必要があったのです。
 
米を炊く、その発想自体を変える必要があったんです。

 

日本におけるマクロビオティックの基礎は、一汁一菜にあります。
数千年もの間、玄米と味噌汁と漬物(たまにお魚)のみで、人々は暮らしていたのだから。

稲作が始まって以来、肉が食卓に出ることは殆どなかった。
粗食であること、それが長生きの秘訣だったとも伝え聞きます。

 
ここで、私はフィチン酸について疑問を持たなくちゃいけなかったんですよ。
(知ったのは後だったけど)果たして玄米ご飯だけで栄養が足りたのか?と。

フィチン酸についてはこちら ⇒ http://goldenflower.jp/blog/2326

 

そしたら、出てくるじゃないですか。
「玄米は雑穀や豆を一緒に炊き合わせた」という記載が。

参考記事 ⇒ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1195653731

 
誰が玄米単体で炊くと言ったんだ??(。◕ ∀ ◕。)ノ
現代のマクロビのように、玄米だけを中心に据えたのでは無かったのだ。

参考レシピ ⇒ http://ameblo.jp/dr-kimbow/entry-11111847916.html
  

玄米と豆の組み合わせは、必要な炭水化物やミネラルだけでなく、
必須アミノ酸や脂質も同時に摂取できるようになる。

しかも、当時は玄米とはいっても古代米。
赤かったり黒かったり、今のような色素の薄いものでもない。
そこに黒豆や小豆、大豆、ひえ、あわ、色んなものをありあわせで混ぜ込んでたと思うと。

主食自体の栄養バランスは、今の玄米単体に比べてかなり良好だったはずです。

 
 
そして次の項目です。
当時は圧力鍋も冷蔵庫もない。そして火をおこすのも一苦労。
だから、一度にいっぺんに炊いたであろうと思われる。ゆっくりじっくり。
 
そして、炊き上がりの後は常温放置。さぁ何が出来るか?

 
コレだ ⇒ 酵素玄米

 

。。。

食べ物の栄養を1mmも無駄にできない当時の人が工夫に工夫を重ねて、
このような卓越した炊き方を築いていったのだと思いました。

当時から、目に見えない発酵という現象は当然のように認知されてたし
味噌にしても醤油にしても、そして玄米ご飯にしても。

「発酵させて食べる」という意識を常に働かせて、
食べ物に向き合っていたのではないかと感じます。

「ああ、消化に悪いべか? なんら、土地神様にお供えしてくんべ?」

 

現代の料理の常識から見ると、アタマ追いつかなかったんですよ。

 

 

「現代に普及してる玄米ご飯は炊き損ない、あれは本当の玄米の炊き方じゃない」

 
そんな意見を持ってる人が居た。私もそれに同意しようと思う(。◕ ∀ ◕。)ノ

私は、玄米の炊き方を色々試したつもりだったけれど、
本当の意味で、玄米を理解しきれてなかったのだと思い知ったのです。

 
一度は失われた古代の料理法。
それを現代に復活させるには、もっと食材と向き合う必要があるなと感じました。

先生方は、単に知ってる範囲で生徒たちに伝えてるのでしかない。
完璧じゃない。不完全。だから教わる方も、そのスタンスで居る必要がある。
此処まで積み上げてきた貴重な記録を受け取って、
これからは私達も、一人一人がさらなる真実を探求する。
考察を深めて、次は私達も伝える番。

 

古代のキーワードは「発酵させること」

 
それを学びとることが出来ました。

お陰で、小豆入りの発酵玄米のみで満足できるようになりました。
少食で充分になったのです(。◕ ∀ ◕。)ノ

 
【今回の流れを組んで記事を更新しました】

一汁一菜の献立

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